ラーメン珉珉 鐘ヶ淵 | グル狂日記

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長くてクドいです。
ここから先は覚悟してお進みくださいませ。
かしこ。

2022.3.6()

  ラーメン珉珉 鐘ヶ淵

  de狂った話です。

 

 

 今日は東京マラソン2021でしたね。2022年3月号砲なのに2021とは此れ如何に。

 


※以下、東京マラソン2021公式サイトより。

〜東京マラソン2021の10月17日(日)の開催は見送り、2022年3月6日(日)に延期することといたしました〜


 

 との事。これに伴い本日開催予定だった2022大会は中止、来年3月に2023年大会を開催するとの事。結局コロナ禍に於いて2020大会が延期され2年ぶりの開催となる訳ですね。

 

 私も何年か前に沿道で観戦した事がありますけど、ガチ勢の本気度と記念参加組のお祭り感が適度にカオスで、中々他に類を見ない大会なんじゃ無いッスか?

 

 2007年の初開催を精力的に推進した当時の都知事である石原慎太郎氏は延期中に他界されましたね。

 

 大都会のど真ん中でマラソンをするなんて到底無理だろうと言われていた中、今や世界的な市民マラソンにまでなった大会の生みの親として後世に語り継がれるでしょう。

 

 そんな(どんな?)なか、マラソンなどとは無縁の中年肥満体が向かった先はコチラ…。

 

 

 

 有名ブロガーの方々のレポで知った鐘ヶ淵の銘店、珉珉で御座います。当初、東マラの交通規制に引っ掛かるかも知れないと断念しかかったのですが、よく調べると規制エリアからは少し外れてるので時間に余裕を持って向かいます。

 

 

 そしてそして、コチラが怖いのは臨休情報が無いと言う事。Twitterで最新ツイートを見ても3日前のレポしかなく、ドキをムネムネさせながら向かうのは恒例になりつつあります。

 

 

 そんな珉珉なんですが、先日の初訪問では有名なパーコーメンを塩味且つ半パーコー別皿で頂き、その旨さに完全に骨抜きに。

 

 メニューが非常に豊富で、全品制覇したい気持ちで一杯なんでこの先もたっぷりお世話になるつもりなんです。

 

 で、2回目となる本日は如何なる組み合わせで行こうか出発前から悩みに悩んで決めたメニューがコチラ。

 

 

 デフォルト醤油味のパーコーメンにするか、タンタンメンにするかめちゃくちゃ悩んだんですけど、愛読する有名ブロガー、

4bass2rou®︎師匠

のレポに刺激されてチャーシューメンを今回は選択。

 

 で、そのレポにあった『半パーコー別皿単品』が発注可能なのかの検証です。出来れば前回お腹と相談した関係で見送ったライスも頼んでパーコー・オン・ザ・ライスと言う夢のメニューも実現したいところ。

 

 注文にまごつかないよう、早朝からメモにしっかりと書き付けて現地に向かいます。

 

 

 下道が規制で混んでたらイヤだなぁと思って首都高de来たところ、順調過ぎて早く着き過ぎました。

 

 

 ドキドキしながらお店の前に来ましたが、準備中の札が出ていて猛烈に一安心。

 

 

 お店の裏通りには数カ所のコインパ🅿️が点在していますが、コチラのコインパがお店の真裏に当たり最短の場所となります。

 

 

 15分/100円と良心的な値段設定。

 

 

 そのまま表通りに向かい、階段を登るとすぐ左側がお店です。

 

 

 到着は10時半ころ。二郎じゃ無いので当然のように先頭。少し恥ずかしいです😅

 

 

 コチラは屋根付きの半倉庫様な建物、(通称バラック)で待てると言う素晴らしいロケーション。

 

 

 待合椅子の後方にはテーブル席も10人分用意されており、良い季節には外で食べるのも悪く無いかもしれません。

 

 

 因みに定休日は基本的に火曜水曜の模様ですが、前述した通り臨休情報は現地入手となるので、ややギャンブル感はあります…💦

 

 

 11時少し前になると、続々と後続の方々が並び始められ、あっという間に10人以上の並びに。地元の方であろう店員さんも次々と出勤され、地域に根付いている様子が伺えますね。

 

 定刻の11時15分に開店。並びは表通りに伸びて見える範囲で20人以上並ばれてますね。既に先揚げ体制に入ったのかパーコーのオイニーが店の周りに漂い始めスイッチが入りまくりです。

 

 

 店主さんにどうぞと案内され、カウンター右奥にフェードイン。すぐさま女性従業員のオネイサンが注文取りにいらっしゃったので、迷わず「チャーシューメン薬味多目とライス中、それと、半パーコー別皿って単品で頼めますか?」っとお伺いしたところ、満面の笑みとともに「出来ますよ!300円になります!」とのお返事。

 

 

 無事に注文を終えて一安心しました。しかしこのお店のホスピタリティーたるや最高水準のおもてなしに毎度毎度感動します。先ほどの注文時の神対応といい、全然待っていないのに「大変お待たせしてごめんなさい!」、丼を上げれば「わざわざ丼を上げてくださってありがとうございます」等々・・・。

 

 本当に心から声かけられているのが伝わってくるんですよねぇ。この辺は店主さんの徹底した方針を理解している従業員さんばかりだからなし得る事でしょうね。

 

 

 給水機にコップをセットすると「麦茶」が出てくるのもコチラのお店の特徴。こういった地味なサービスも嬉しいんですよねぇ。

 

 

 目の前の厨房では、茹で釜の前に男性店主さんらしき方が陣取り、前回もいらした美麗な女将さん?な方が仕切り、後は2名の女性従業員の計4名体制。

 

 揚げ釜では次から次へと揚がったパーコーが油切り用のトレーに乗せられていきます。店内には揚げ油の良い匂いが漂っています。お店の外に「キャノーラ油」の一斗缶が積まれていましたのでソレで揚げているのでしょう。

 

 そして自分の所にもお待ちかねの「半パーコー(別皿)」とライス(中)が到着。あぁ、旨そうですがラーメンが来るまでじっと我慢の子です。

 

チャーシューメン 1,230円

半パーコー(別皿) 300円

ライス(中) 200円

1,730円也。

 

 

 コレコレ。薬味多目でお願いしたネギのクセが主張するビジュアル。表面の透明油の油膜も独特ですねぇ。

 

 

 薬味多目でお願いした「ネギ」は、前回も思いましたが淡いグリーンが凄く特徴的。刻みは凄く細かいですね。そして恐らく水にさらしてます。で、全体的に見てこの淡いグリーンはネギの根から葉の部分までを物凄く細かく刻んで全てをミックスしているのではないでしょうか?

 

 思いのほか辛さは無く、シナっとした食感で瑞々しい香りを纏い、コチラの端麗なルーシーに主張しすぎずに華を添えます。正に「薬味」然としたナイスなアイテム。これがしっかりと無料で増量されるのですから嬉しい限りです。

 

 

 ルーシーは極めてオーソドックス且つ優等生な鶏ガラ主体の中華スープでしょうか?グルもビシッと効いてます。前回の塩と比べてコチラの醤油ダレを割ったスープは柔らかい旨味を纏って王道の中華そばといった趣です。

 

 塩はもう少し尖った感じで、鶏ガラの旨味やグルを直接ガツンと感じられたような気がしますが、醤油はマイルドな旨さゆえ、しわりじわりと旨味に包まれていく感じです。個人的な好みで言ったら「塩」のストレイトな旨さに心を奪われるかもしれませんが、万人に愛されるのは本日頂いた安心安定の醤油スープのような気がします。

 

 

 増量して頂いた薬味と一緒に飲むと、ネギの辛味や爽やかさが加わって、よりスープに奥行きが出ますねぇ~。旨いです!

 

 

 4bass師匠のレポートにもありましたけど、塩パーコーで感じた麺の柔らかさと比較して、醤油ベースのチャーシューメンに投入された麺はややプリパツな、硬めの印象。

 

 麺自体は中細ストレイトな仕様ですが、茹で時間をもしかしたら変えているのかもしれませんね。

 

 

 そして、本日の主役チャーシューは角切りタイプ。

 

 良く煮込まれて歯が要らないほど柔らかい肉は正に『煮豚』というに相応しい出来栄え。部位は腕でしょうかね?繊維の方向に沿ってほぐれるその様は「らふてぃ」と言ってもいいような感じ。味付けはマイルドなのでラーメンのスープに良く浸して頂くとナイスかもしれません。

 

 

 塩パーコーでは1玉だった煮玉子はコチラでは半玉。固ゆでされたそれは若干スモーキーなスメルを感じるのですが味覚音痴の自分の事ですからアテになりません・・・笑い泣き

 

 

 シナチクと

 

 

 レンソウは箸休め的な存在。

 

 

 そしてもう一人の主役、パーコーを頂いてまいります・・・。

 

 シンプルに豚肉自体の旨味とアブラで揚げた衣の味と香ばしさだけで味わうのに、何故にこんなに旨いんだろうという次元の旨さ。恐らく、油がフレッシュなので雑味や臭いが無くて素材の旨味を存分に引き出しているからなのかもしれません。知らんけど。

 

 

 何も考えずに「パクっ!」と逝けば、口いっぱいに広がる脂の香ばしさと豚肉の旨味。ガリガリともいえる硬めの衣で顎の天井を擦り剥くのを覚悟して一気に咀嚼していきます・・・

 

 熱っつ!

 やっぱ熱いわぁ~。でも

ウマっ!

 

 

 ルーシーに潜らせて食べたってそりゃぁうんまいですよ。えぇ、えぇ。

 

 

 画像が下手過ぎて伝わりませんけど、チャーシューをライスにワンバンさせて食べたって旨いんですよ!

 

 

 途中でパーコーをラーメンにトッピングしてセルフパーコーメンを作成。二度嬉しい。お祝い

 

 黒胡椒を振り掛けて一気にブーストして頂いてまいります。

 

 

 そしてそして、本日やりたかった「パーコー丼」

 残っていたパーコーをオンザライスして、卓上アイテムでメイクアップ。加えましたのは、

 

 ・醤油ひとたらし

 ・ラー油は結構多めに回し掛け

 ・七味唐辛子をフリフリ

 ・仕上げにネギと一緒に少量のスープを掛ける

 

 写真に納める間もなく旨すぎて瞬殺。特にあまり辛くないラー油がメチャクチャ香ばしさをプラスして旨い

のナンノ南野陽子、南田洋子は長門の嫁ってな感じでごぜーますよ。えぇ、えぇ。

 

 

 そのまま一気にフィニッシュラインを通過。正にマラソンランナーが完走した直後の達成感と同等、もしくはそれ以上の感慨に溢れて完食。(マラソンランナーの皆様、本当にお疲れ様でした。そして誰も読まないブログとはいえふざけきった例えに使用して申し訳ございません。笑い泣き

 

 

 女性店員さんに「ごちそうさまでした!」と伝え、会計を済ませると、店主さんはじめ全員のスタッフの方から口々に「有難うございました!」とお声掛け頂き、最高のおもてなしに大満足でお店の外に向かいました。

 

 

 並びは相変らず続いており、15名ほど。小ライスにしなかったことをド反省しながらパソパソのお腹をさすりながら階段を転げ落ちないよう慎重に駐車場へ向かいます。

 

 

 料金を精算して帰路に着きます。

 

 

 途中寄り道。

 

 

 パン屋さんに10人以上の行列。中々お目に掛かれない光景です。

 

 

 しばし並んで入店。

 

 

 あぁ、なんでいつも悩まされるんだぁ~。本当に決まらない。どれもこれも食べた過ぎて決められません。満腹状態でこれなんですから、このお店に空腹で来てしまったらお財布が空になるまで買ってしまいそうで本当に怖いですよ。えぇ、えぇ。

 

 

 それでもなんとか連れの分もゲットして帰りました・・・。

 

 R55JCW 拝