2022.1.7(金)
自家製うどん藤店 川越店
de狂った話です。
今日で松の内も終わり。
何か正月らしいことをしたいと思うも、七草粥なんぞは面倒なお年頃。
巷で最近よく聞くようになった『年明けうどん』は讃岐うどん振興協議会が発案のイベントなんですね。まあ、香川県は全国区のうどん県ですから非常に説得力のある街おこしです。
我が翔んでダ埼玉も香川県の足元にも及びませんが、うどん県として最近は売り出し中。その立役者は武蔵野うどん。
武蔵野うどんと言えば藤店うどんと言う事で年明けうどんにやって参りました。
正午を少し回った頃に伺うと10人以上の待ち行列が。但し、コチラのお店はかなり回転が速いので、この程度の並びで怯んではなりません。
並ぶ際には、店舗入り口に備え付けの名簿に記名してから最後尾に並びます。
コチラは製麺風景が並びながら見られます。まあ、勿論コレだけの杯数を捌いてますから機械打ちですけど、粉を吹いたり、麺圧機へ入れたり、ミミなんかを切り落とす作業は職人さんがやっているのを見る事が出来ます。
それにしても、昨日の雪が大ごとにならなくて良かったです。それでもお店の駐車場はアイスバーンになっており、待ち列が完全に日陰に入っているので、吹き荒ぶ北風と相まって身体の芯まで冷え込む修行となりました。
入店前に、女性従業員の方から予め注文を聞かれましたので、
「並やわあつ、野菜天盛りで!」
とお願いすると、
「肉汁の並、やわあつと野菜天盛りですね?」
っと復唱されます。
※コチラで『並』と言えば肉汁うどんの並を指します。
やがて先頭となり店内に案内されました。既に身体が冷え切っており、手指が上手く動かせない状況ですが、入り口のアルコールで手指を消毒しながら入店します。
卓上装備は七味唐辛子と割り箸に爪楊枝。やはりうどんは割り箸でないと中々上手く扱えませんよね。→この後、その割り箸でさえ大失態を犯すのですが…💧
店内は撮影が出来ませんので簡単に店内レイアウトを説明しますと、センターに大テーブルがあり、壁に沿って小テーブル席が。
コロナ対策でだいぶ席数を間引いており、前よりも外待ちの人数自体は増えましたね。
ソロだとセンターの大テーブルに案内される事が多いんですが、今日は2人用の小テーブル席でした。コレで気兼ねなくパシャる事が出来ますねぇ〜。
肉汁うどん並やわあつ750円
野菜天盛り240円
990円也。
熱盛りでお願いしたうどんからは濛々と湯気が立ち昇っています。真っ白な太めのうどんが武蔵野うどんの特長。
機械打ちですけど、湯気の向こうに艶々と光る麺肌。
つけ汁は『肉汁』の名に恥じない豚肉の量。豚はバラ肉で脂身をかなり纏った薄切り。豚の旨味に加えて、その脂身がつけ汁へ独特の甘味とコクを与えています。
コチラのつけ汁は、麺量に応じてその大きさを変えてくれる良心的な仕様。ですから仮に大(麺量は茹で後850㌘と記憶してます)を頼んでもつけ汁や肉が足りなくなる事は有りませんのでご安心ください❤️(その分、総量も増えますからご自分のキャパと相談の上、適量を…)
やわあつでお願いしているので当然柔らかいうどんは、早めに持ち上げてやらないとくっ付いてしまいますので注意が必要です。
しかし、長いッ!
非常〜〜〜に長いんですよ。思わず立ち上がろうかと思ったくらい長いドンウー。
で、恐れていた箸からうどんがつけ汁へ滑落してルーシーを飛び散らすと言う粗相を犯すお約束の展開。言い訳するならば、寒さで手が悴んで箸を持つチカラが入らなかったのです。
大量のルーシーをシャツとスラックスに飛び散らして涙目。ネクタイはシャツの中にしまっていた(麺類を頂く時はいつもシャツのボタンの間からネクタイを中にインしてます)ためセーフでした。
つけ汁は鰹出汁に強めの醤油。そこへ豚肉の旨味と油分が溶け込むシンプルな味。今日のツユはやや旨味成分不足かな?出汁より醤油が前に出るスパルタンな味付け。
豚は脂身を纏ったバラ肉。薄切りなのがポイント。かなり昔に、厚切りのバラ肉じゃない脂身ない豚肉を使ってた時期があったんですけど、その時は全然美味しくなかったですね。(当然すぐにバラ肉に戻りました)
他の具は長ネギと油揚げ。どちらも名脇役。
うどんを肉で巻いて喰らうと実に旨いんすよねぇ〜。
240円で3品乗った野菜天盛り。
桜エビと長ネギのかき揚げ、牛蒡と人参の天麩羅、おさつの天麩羅の3種類。
かき揚げは単品メニュー(120円)でもありますが、コチラは天盛りよりサイズが大きめ。但し揚げ置きなので、揚げたてアツアツが食べたい方は野菜天盛りにした方がいいですよ。
なんせ激アツの火傷上等なヤツが出てきますから。えぇ、えぇ。
おさつの天麩羅も甘くてホクホクです。つけ汁の醤油が塩っぱいので、甘じょっぱい味のコントラストが抜群なんですよ。
牛蒡と人参のかき揚げ。ある意味きんぴらごぼう天みたいな感じですかね?
今日のはかなりしっかり揚げられていて、めちゃくちゃカリカリで香ばしい仕上がり。いつもより美味かったです。
途中から七味唐辛子を入れてブースト。
カリカリの天麩羅も勿論旨いんですが、私若干変態なので、ルーシーに浸けてフニャった天麩羅にも目がないんです。
せっかくカリカリに揚がっていたきんぴらごぼう天も最後はしっかりとルーシーにつけ込んでから頂きました。
ただ、天麩羅をルーシーに漬け込む事で、天麩羅からつけ汁にコクが与えられますので、フニャっても良い方はお試しください❤️
口を大火傷しながらも楽々完食。
ごちそうさまでした!
会計を済ませると顔見知りのオネイサンから、
「今年も宜しくお願い致します」
と、お年賀を頂戴いたしました。ありがとうございます。
コチラのうどん店。平日の昼間のみと中々ハードルが高いお店ではありますが、そのコスパの高さは必ずや満足できるレベルかと思います。
看板メニューの肉汁うどんをはじめ、きのこ汁うどんにかけうどん、夏場に相応しい冷たいメニューのぶっかけ(通年あります)、その他もりうどんなど種類も豊富です。
川越にいらっしゃる機会が有りましたら是非お立ち寄り頂ければと思います。
R55JCW 拝