鏡筒とカメラの一体化計画(2) | 池袋駅北口の「ぐんまのやぼう」

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ひとまず形になったのでご報告です。

全容です。
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構成部品(1)
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鏡筒と50x30異径ソケット

径を合わせるために異径ソケットに1mmのプラ板2枚をかぶせてあります。ただこれだと径が大きくなりすぎす。次作るときは1mm+0.5mmくらいにしようと思います。

異径ソケット(にかぶせてあるプラ板)には溝が掘ってあります。今回はこの4cmの長さの溝とピン(M4のネジの先端を加工したもの)だけでヘリコイドの機能を実現しています。
ホントは最低上下二箇所に溝を掘る予定だったのですが、これでちゃんと動いているのでこのまま使おうと思っています。
溝を彫るのはもちろん「けがき針とヤスリ」です。

上にあるネジは「ヘリコイドの自作を考える」の案(6)のピンに相当するものです。

鏡筒側はM4です。鏡筒に使っているVU65は肉厚がないのでピン(ビス)をネジ止めするのが難しいです。M3はすぐに使えなくなったのでM4でしのいでいます。
この部分だけ肉厚を厚くしておく工夫が必要です。

構成部品(2)
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左からTSバルブソケット(30)、PENTAX マウントアダプターK、PENTAX Kマウントレンズ用アダプタ Q(PENTAX ADAPTER Q FOR K MOUNT LENS)、そしてPENTAX Qです。

TSバルブソケットは右側はネジ部を切り落として新たにマウントアダプターKに合わせてネジを切り直してあります。また左側もナット部が異径ソケットの端面と合わせられるように半分くらい切り落としてあります。
またナット部のすぐ左に溝が掘ってありますが、これはカメラを自由に回転できるようにするためのものです。これがないとヘリコイド部分といっしょにカメラが動き写野が傾きます。
ヘリコイド部分とこの部分のピンは脱落防止の機能もあります。

PENTAX マウントアダプターKは古いPENTAXのレンズのようなM42のスクリューマウントのレンズをKマウントに接続できるようにするためのものです。今回のような目的には役にたちます。
Tマウントでもいいのでしょうが、M42はピッチは1mmなのでネジを自分で切るにしても楽でしょう。
「PENTAX Kマウントレンズ用アダプタ Q」がガンなんですがしようがないので使っています。もちろんふつうのPENTAXのカメラだったらこれは不要です。

ヘリコイドの動作

今回は40mmの長さの溝を掘ってありこのあいだで2mm動きます。
たった2mmですがf=480mmのレンズだとこれで片端が無限遠に合わせた場合100m強(=1/(1/0.48-1/0.482))まで、中央を無限遠に合わせて場合でも230mくらい(=1/(1/0.48-1/0.481))までは合焦しますので(私の場合)実用上問題はないです。
外周の動き2mmがセンサーの0.1mmの動きに相当します。これも私が必要とする条件を満たしています。

時計回りに回しこんだ位置から....
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内側のパイプを1/8回転ほど反時計回りに回すと内側のパイプが抜き出されます。
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全体的にまだ動きがきつめなのでもうすこしゆるくした上で最終的にはシリコン潤滑剤などを使って滑らかに動くように持っていくつもりです。

今回作った分に関しては迷光対策をまったくしていないのでそれはこれからの作業です。
裏にノリのついたフェルトを使っていたのですがどこで買ったか忘れました。手元に在庫がなくて困ってます (^^;;

参考
  「ヘリコイドの自作を考える」の案(6)より
$池袋駅北口のぐんまのやぼう
可動距離が短ければ全周にわたってネジを切り必要はありません。
実際に作ってみたらピンは1本だけでもいいようです。

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