『アフリカン・カンフー・ナチス』〜オモロいがな… | 映画の魔人ブログ

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2月17日(金)

早速、午後3時から職場復帰。

入院の事は、ごく1部(店長)にだけしか伝えてないので何事もなかったようにフワッと出社。

で、18時に退社。

3時間しか働かないんなら休めばいいじゃん!!

と誰もが思いがちでしょうけど、18時からは飲み会という名の残業6H。

病み上がりにハードな印象を持たれそうだが、実際6時間の残業はハードだった…

入院前、店長にだけそっと報告した際に言われたセリフはこうだ!

金曜日の飲み会は大丈夫ですか?

もとより予定されていた飲み会なだけに致し方ないとは思いながらも、体の心配よりも何よりもまず先に飲み会出欠の心配をされ、動揺した僕は行きます…としか言いようがなく。

店長が続ける。

ならオッケーです。
もう、お店の予約しちゃってますからね。
で、体の方は?



そんな店長が好きだ…


で、飲み会が始まる。

予定では長くても2、3時間だったが、そんな予定なんぞあってないようなもんだ。

しかし、まさか6時間とは思わなかった…

病み上がりの人間を6時間も引っ張り回す…


そんな店長が大好きだ…


特段、仲のいい人間もいない…

女性も一人しかいない…

つまらないよ…

行く前はそう思ってました。

が、実際行ってみるとそれはそれでやっぱりつまらない…
↑いつもの手法。

うすうすは感じていたコトだが

自分、飲み会むいてないっス…

そう思いながら、断りきれずに2軒目…

唯一の女子が泣いている…只事じゃないぞ。

それをガン無視してカラオケを歌いまくる店長。

話を聞いてても店長がうるさくて聞こえない…

僕はそんな空気の読めない店長が大好きだ…

泣いてる理由はどうやら、数日前に旦那の浮気が発覚したかららしい…飲み会やってる場合じゃないからもう帰れよ!!

飲み会開始から3時間…彼女はベロベロに酔ってボロボロに泣いている…ベロボロだ!!

誰が言い出したのか、彼女を元気づける歌を順番に歌わされることになった。

4番手の僕が選んだ曲は

『3年目の浮気』だ。

まぁまぁウケた。

少し元気になった彼女が、3年目じゃなくて14年目やけどね!!と生意気な口をたたく。

僕は言ってやった!

バカ言ってんじゃないよ!
浮気する奴は3年目にもやってますぅ!!

睨まれた…睨むんなら帰れよ。

大トリを店長が歌う。

DISH//の猫
店長も帰れよ…

僕はこの曲が何故か苦手…

それを気持ち良さげに歌う店長…

それを聴いて更に泣きだすサレ女…

本音を言うと店長が苦手だ…

またしてもベロボロになったサレ女。
↑いい加減に帰れよ…

化粧がグチャグチャになったとか何とかいいながらスマホを見る…

何度も見ている…

心なしか悲しそうに…

旦那から何か良くないLINEでもきたのかと思いきや、どうやらベロボロでグシャグシャな顔じゃあ顔認証できないみたいだ…

本人には言えないが今年1番笑った。

めっちゃオモロいがな…

更にベロベロになった彼女を優しさと下心を併せ持つナイスガイが送っていきました…とさ。


飲み会で疲弊した心と体を癒すべく、眠い目を擦りながら観た結果、更に疲労度が増した作品。


アフリカン、カンフー・ナチス


タイトルからして、いろいろ渋滞してますな。

この作品の観どころはズバリ吹き替えです。

まず、9割関西弁!!
そして天龍源一郎が吹き替えに初?参戦!!

天龍源一郎を知らない方に。

声がガサガサしてて、何を喋っているかほとんど聞きとれない元プロレスラー。

言ってみればプロセス界のレジェンドといっても過言ではない方ですから、そら注目度も高いって話ですしプロレスファンからしたらレンタル料50円払ってでも観たいですよ!!内容はどうであれ…

それより何より、あのガサガサで聞きとれない声で吹き替えなんかできんのか!?などなど、心配事が絶えませんがとにかくあらすじ。


史実では自決したヒトラーと、絞首刑になった東條英機…世界的に有名な2大戦犯が、実は生きていてガーナに亡命していた!!というすでに破綻寸前の設定から始まる…

この2大戦犯、ガーナでは強力なツートップを形成して、ヒトラーの新ドイツ国と東條英機の新帝国を合体させた新たな国家の創設を目論んでいる。


↑ツートップの一角、ヒトラー…演説中。


我々の中にガーナがあり、ガーナとともに我々は前進して行くガーナ…ガーナジョーク炸裂!!


武力によるガーナ制圧と、血染めの党旗の魔術で洗脳するコトで新国家の創設は順調に進む。


↑白塗りになれば無事洗脳完了…


幹部のヘルマン・ゲーリングは実行部隊隊長として猛威をふるう…


↑武力で制圧するヘルマン・ゲーリング(右)


ちなみに実際のヘルマン・ゲーリングは白人だが、白人キャストが不足した為に急遽黒人で代用したらしい…なんともふざけた話だ!!


東條英機は洗脳したガーナアーリア人を引き連れて武力誇示と新国家のアピールに余念がない。


↑ツートップの一角、東條英機とねり歩くガーナアーリア人…


それを良しとしないながらも1部のガーナ人達はマイペースに日常を過ごし、ガーナアーリア国家が催す格闘技大会に出場すべくカンフーに勤しむ。


↑カンフーに勤しむ反ガーナアーリア勢力…


中国要素が若干強めではあるが…


おそらく主人公であろうアデーは不真面目さが理由で選出されず。



↑主人公のアデーやでー。


すると、道場にガーナアーリア国家が攻め来るとかなんとか噂が飛び交う…


↑行くガーナ…


ガーナアーリア国家のツートップ自ら道場を襲撃し、暴れ回る…


↑道場破りにきたヒトラー…意外とムキムキだ!!


マジックで描いたらしいハーケンクロイツが何故か痛々しいし、惜しい…45度傾けないと。


↑道場破りにきた東條英機…波平さんヘアーだ!!


ガーナアーリア国家に道場を襲撃され、師匠を殺されたアデーは果敢に東條英機に挑むがあっさり敗北し、指を2本切断される。

オマケに彼女まで拐われた洗脳されたアデーはリベンジするため、アドルフナイトとかってパーティーで知り合った達人に弟子入りする。


↑酔拳の達人アペテシに弟子入りしたアデー


おぃおぃ、完全にジャッキー作品のパクリじゃねーか!!と言わざるを得ないが、作品全体がこんな感じで良く言えばオマージュだ!!

渋滞してんのはタイトルだけじゃね〜な!!

アペテシの修行は終わったが、今のままではまだ奴らには勝てない…と。

で、次の修行先を紹介してくれた。


↑次の修行先、師匠は確か3本指のなんとかって名前だったと思う…


お互いに3本指だったから話も修行もスムーズに進み、最後の修行先へ送り出される。


↑最後の修行先…勘弁してくれ!!


一通りこなして、強くなったであろうアデー、いざ本番を迎える。


↑仕上がりの良さに自信がみなぎるアデーやでー


次々と難敵を倒し、決勝にすすむ。


↑ヒトラーとは対照的で弛んだボディの東條英機…


タルタルやガーナ…


空手家らしからぬ弛んだボディとハイクオリティな波平さんのコスプレ…いや、カトちゃんか!?


もはや、そこらのオッさんだ。



観る楽しみがなくなるとアレなんで、結末は伏せときますがいちいちバカにしてんな〜!そんな感想しか抱けないおバカ映画でした。


字幕や吹き替えが関西弁ってだけで、僕の浅いツボには十分すぎるくらいハマってましたが、おバカ映画もふりきってしまえばそれはそれで面白いし、良作となり得ることを実証したんじゃないかと思われます…知らんけど。


それにしても関西弁の破壊力ったら、凄まじいモンがあるガーナ…