『ブルー・バイユー』〜白昼のカーチェイス… | 映画の魔人ブログ

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映画の紹介・感想をメインにネタバレなしで投稿していきます。
他にも好きなモノ 漫画・小説・猫・食べ物もたまに…



連日の雪かきで体がガタガタだ…

家の駐車場でしょ!会社の駐車場でしょ!!
オマケのもう1箇所でしょ!!!

今日も今日とて(1月29日(日))朝からオマケのもう1箇所でせっせと雪かき…

かいてもかいても後から降ってくるんですからね、もう本当にウンザリですわ。

冬生まれ(2月)の僕は、もしかしたら雪かきする為に生まれてきたのだろうか…
そうだとしたら、冬以外は用無し…


話はかわるが、昨日またしても訳わからん会議だかなんだかで金沢市の方まで行ってきました。
この大雪の中…

その帰りの運転中、鼻の穴に異物感が…

間違いなくいる…

かなりの大物が…

暖房を効かせてるからか乾燥したらしく、鼻の奥をたびたび刺激してくる…
どうやら攻撃的になってるっぽい…

とりあえず、小指を突っ込んでみた。

ヤバい…奥にいってしまった。。。

そーっと、リトライ!!

がんばれ!諦めるなオレ!!

諦めたらそこで試合終了だ…

タイミングよく信号待ちに。

ここぞとばかりに本気をだした!

本気をだしてほじった!!

同じく信号待ちをしていた多分若めのお嬢さんとガッツり目があった…小指を突っ込んだ状態で。

お嬢さんはニッコリと微笑んでいた…だぶん。

お嬢さん、本気の中年男性はカッコいいだろ!?

信号が青になり、お嬢さんは行ってしまった。

半笑いで…

車は動いたが、ハナクソは全く動く気配がない…

さすが大物だ、ドッシリとかまえてやがる!!

しばらく膠着状態が続く…

こうなったら裏ワザを使うしかねぇな…

裏ワザとは…
強すぎず、弱すぎず、いいさじ加減のエアー(鼻息)を使って奥から手前まで誘うこと。
注・強すぎると勢い余って飛び出してしまい行方不明に。
  弱すぎると膠着状態が継続。

2度目でいいポジションを確保。

で、かなり立派なハナクソがとれた!!
カラカラになったデカいのが。

しかし、ここで思いもよらないアクシデントが…

ティッシュがないよ…

本来であれば迷うことなく『ティッシュにくるんで捨てる』の一択なわけだが、ティッシュが無い為に選択肢が増える。

1、食べる。
2、シートの裏に付ける。
3、丸めて窓からピーンってする。

『1』と『3』でかなり迷ったが『3』を選択した。

おもむろに窓を開け、手を外に出し、嫌いな人間にくらわすデコピンをイメージしながら…ピーン!!

これにて一件落着!!とはいかない。

むしろ本題はこれからだ。

時間にして数秒か、数十秒後か、けたたましくサイレンを鳴らした覆面パトカーが後方から勢いよく近づいて、僕の後ろにピッタリと張りついた。

しばらくそのまま走ってたらマイクを使い出し、前の車、ほにゃらら…、左にほにゃらら…

サイレンがうるさくてよく聞きとれない…

おそらくだが、よく耳にする前の車、左に寄せて止まりなさい!!だろう…

道路脇に除雪された雪が溜まってるせいで、停めたくても中々停めるポイントがみつからず、しばらくはサイレンとマイクパフォーマンスで煽られた…

その光景、はたからはどう映っていたのだろう!?

ポリスから逃げる犯人を追いかけるカーチェイスのようだったのか!?
40キロ以下だったけど…

それとも、善良な一般市民を無闇に煽るイカれたポリスと気の毒な人に見えたのか!?


そうこうしてると、もう1台増えたのが近づくサイレンの音でわかった。

応援を呼びやがった…

かるいパニックをおこしながらも、まず現状確認。

シートベルトはオッケー!
携帯は使ってない!
スピードも雪道のおかげで大丈夫!

じゃあ、もうさっきのアレか…

ハナクソピーンしか考えれないわ…

ハナクソを窓から捨てちゃダメなん!?
どっかで見てたん?
そんな事でサイレン鳴らして追っかけてくるの?
しかも、応援まで呼んで2台で…
えっ、減点?罰金?

もぉ〜、マジで食っとけばよかった…

そう思いながらやっと見つけたポイントに寄せて止まろうとしたら、そのまま追い越してどっか行っちゃいました…2台とも。

… えっ!?

なに…
なんなの…!?

もの凄い勢いで遠ざかるサイレン音を聞きながら落ち着いて考えてみる。

1、多分だが、追い越したいが為に『左に寄って道をあけろ!』と言っていたのだろう。

2、ハナクソをピーンしたのと、事件の連絡かなんかが入ったのが同じタイミングだった。

3、窓からハナクソをピーンしたくらいでは日本の国家権力は動かない…知らんけど。

と言う結論にいたりました。

まぁ仕方がないとはいえね、真後ろでサイレン鳴らすのは正直勘弁願いたいよね。
ビビるし、恥ずかしいし…

これからハナクソピーンする時は

まわりをよく窺って、お巡りさんがいるかいないかを確認してからにしますわ!!


で、お巡りさんがいたら

お巡りさんめがけてピーン…


はい、本日のご紹介はコチラ下差し


ブルー・バイユー


えー、コチラは仲良くさせていただいてる数少ないブロ友さん(勝手にブロ友と思ってる)の1人である『グッチーの映画暮らし』のグッチーさんがブログで紹介していた作品です。


いい作品だったんで本当は、さも、自分の趣味で鑑賞しました!!的なブログにしたかったんです。

でも、さすがにグッチーさんに怒られそうで…


まぁ、そんな事で怒らないとは思うんですけどね。


ブログを読んだりコメントのやりとりをしてるだけなんで、そこまで知ってるわけではないですが『ちゃんと冗談の通じる優しい関西人』って感じです。

知らんけど…


ブログ内容も、『B級ホラー』メインで箸休め的に『名作』を紹介!!っていうのが基本スタンスっぽい。


でも最近は『名作』がメインで『B級ホラー』が箸休めどころか、とんとご無沙汰になってますが…


いや、別に不満なわけではないんです。


あー、ヤバっ!

マジで怒られるわ…


とにかく、この『ブルー・バイユー』以外にも『灼熱の魂』『83歳のやさしいスパイ』など、まだ観てないけど良さげな作品をたくさん紹介してくれて、本当感謝してるんですよね!!

B級ホラーはご無沙汰ですが…


おっと、思いがけず『グッチーさん』の紹介とプチクレームカミングアウトみたいになってるので、そろそろあらすじを!!

タラタラしてたらグッチーさんに怒られるし…



ネタバレありです。


韓国で生まれ、3歳の時にアメリカ人の家庭に養子として引き取られたアントニオ。


↑遠い目でかたるアントニオ…


それからはずっとアメリカ人として育ち、彫師として生計を立てているアントニオは、ガッツリ首元までタトゥーをいれ完全に堅気には見えない…が微妙だが堅気らしい。


生活は楽じゃないながらも、愛する妻キャシー(バツイチ)と愛する娘ジェシー(連れ子)との生活は幸せそのものっぽい。


ジェシーはアントニオになついてるし、アントニオもジェシーを愛している。


そしてキャシーのお腹の中には新しい命が…


↑裕福ではないが幸せそうなアントニオ家族。


キャシーの連れ子ジェシーを本当の娘のように可愛がるアントニオ。

ジェシーもアントニオが大好きみたいだ!!



↑間違いなく幸せそうなアントニオ家族。


彫師としての稼ぎだけではジェシーと生まれてくる子を養っていけないと感じ家族の為にもっと稼げる仕事を探すアントニオだが、見た目が韓国人と言う事で中々上手くいかない。


おそらく差別的なアレだろう…


そんな折、買い物に出た先でキャシーの元旦那でお巡りさんでもあるエース(ジェシーの実の父親)と少々揉めましてね…


どうやら原因はジェシーが会ってくれないからアントニオに八つ当たりしたっぽい…


アントニオはその場で拘束されちゃいます。


↑ジェシーに嫌われて会ってもらえない父エース(手前)と相棒のデニー(奥)


釈放の手続きをしてると、30年以上前の養子縁組時の書類不備が発覚し、韓国へ強制送還するという最悪な処分が決定した…

踏んだり蹴ったりだ…


↑仮釈前の面会…


新しい家族が増える今、そんな処分なんぞ受け入れられないアントニオは裁判で争うことを決意する。


しかし、彫師での稼ぎではバカ高い弁護士費用なんか払えない…


で、昔の仕事仲間達とバイク屋に強盗に入る。


手段はどうあれ、なんとか弁護士費用の工面ができたアントニオは弁護士と作戦をたてる。


↑作戦会議中。


作戦はざっくりと2つ。

1、アントニオはコミュニティにとって必要な存在である事を裁判でアピールする。

2、聴聞会で養母に証言してもらう。


アントニオ的に難しいのは

2、養母に証言してもらう


アントニオは幼少期に養父から虐待を受けていて、それを黙って見てるだけだった養母を憎んでいるし、2度と会いたくないと思っている…らしい。


しかも、キャシーには養父も養母も死んでいると嘘をいっていた…らしい。


嘘をついていたことが原因で後にちょっと揉める。


養母との再会を嫌がるアントニオに


イヤイヤ言ってる場合じゃねーだろ!!


と、必死で説得するもアントニオは一歩も引かず平行線をたどる。


↑キャシーも必死だが、コレばっかりは何ともなりません…


数日後、どうしてだったか忘れたけどアントニオが弁護士費用を強盗して工面したことがキャシーにバレた…


養母の生死についた嘘がバレた上に強盗までバレちゃったもんだからとうとうキャシーがブチ切れてジェシーを連れて実家に帰ってしまった…


いい感じにお灸をすえられたアントニオはさすがに反省したのか養母に会い、証言を頼む決心をする。


しかし、当の養母は数十年ぶりの再会にもかかわらずそっけない態度で証言も来てくれそうにない…
養母は死んだ魚のような目をしている。

一方、キャシーは無事出産して夫婦はいったん仲直りでき家族一丸となって聴聞会を迎える事になった。
ジェシーはどこか素っ気なさがあり微妙に距離を感じる…

しかし聴聞会当日、裁判所に向かうアントニオをエースの相棒デニーが仲間数人で拉致してどっかの山に連れて行き暴行を加えた…


↑今回の暴行をエースはしらない…


聴聞会には家族、友人、エース、更に死んだ魚の瞳をした養母も来てくれたのに、肝心のアントニオは間に合わず…


そしてアントニオの強制送還が確定する…


アントニオが送還される日、キャシーとジェシーは産まれたばかりの赤ん坊を連れて空港にやってきて、一緒に韓国へ行く!!と告げる…がジェシーは相変わらずどこか素っ気ない…


そこにジェシーを連れ戻す為にエースが現れるがジェシーの微妙な様子を感じとったのか、ジェシーに別れを告げ黙って見送ろうとする…

えぇ奴やん。


2人の様子を見ていたアントニオはキャシーに子供達の為にも今はアメリカに残るよう説得する。


キャシーを何とか納得させる事が出来たその時、それまでずっと素っ気ない態度だったジェシーが突然、行かないでぇ〜!!と泣き叫ぶ…



アントニオは号泣するジェシーを思いっきり抱きしめる…が強引に引き離され連れていかれる。(完)







…泣くよね。


いくつかポイントをピックアップすると


まず、実話を元にしているらしくエンドクレジットでは数々の強制送還になった事例を紹介しています。

それは今現在も続いてるらしく、何十年も前の杜撰な手続きによる被害者がまだまだいるという現実を僕たちに知らしめるので、リアルに感情移入しました。

映画ながらも、アントニオとジェシーや家族がその後再会する事が出来たのかどうかなど、エンドロール後がとても気になる作品でしたね。


次に、素っ気ない態度だったジェシーが最後の最後に泣き叫ぶシーンは作品序盤からの繋がりがあるようで大変興味深く感じた。


ここからは僕の勝手な憶測

ジェシーはパパが自分を置いて家を出た事ですごく傷ついたのか、序盤からアントニオにたいしていなくならないで!!と置いていかれる事にとても敏感になってるのでは?と思うシーンが目についた。

中盤、夫婦が別居する事になったり、強制送還など詳しい話は理解できなくてももしかしていなくなっちゃうの!?と不安を覚えてしまう空気を子供ながらに感じとってたからの素っ気ない態度になってたのではないかと思えてなりませんね。

素っ気ないというよりは不安なような、拗ねてるような、いじけてるような、強がってるような…

そんな伏線があっての、最後に感情が爆発して泣きじゃくるシーンですからね、観てるこっちも涙腺崩壊です。

映画とはいえね、もう切なくて切なくて…

しばらくは頭から離れませんよね。

実際に同じような境遇になってる人達もいるみたいし…


これも僕の勝手な憶測ですけど、実父のエースはジェシーの素っ気ない態度の真意に気づいたんじゃないかと思うんですよ。

だから、引き留めにいったはずがお見送りになるというね。

さすが実父です。

エースはエースで、感じ悪いのは中盤くらいまでで後半にかけては少しいい奴になってたし。


それはそれとして、クソお巡りのデニーがいらん事しなくて聴聞会に行けてたら家族幸せに暮らせたのかな!?と思わずにはいられないわ。


許せない。


↑クッ、まじムカつく顔してやがる…(奥がデニー)


コイツのせいでバッドエンドになってしまった…



こんなムカつくクソお巡りにはジェシーにかわって


ハナクソピーン!!してやりたい。


オススメ度 5点

切ない度  5点

ジェシーが可愛い度  100点


日頃ふざけたブログばっかりだからか、真面目な良作のレビューが難しくて難しくて…

中々進まなくて時間はかかるし、中身もまとまってないからグダグダだし、何よりらしくないし…

それでも自分なりには頑張ったつもりですけどね。

じゃないと紹介してくれたグッチーさんにハナクソピーンされちゃいますから…


まぁ教訓としてはですね、ブログはやっぱりB級ホラーかゾンビに限りますなぁ!!


ですよね!?グッチーさん。