はい、本日のご紹介はコチラ
ブルー・バイユー
えー、コチラは仲良くさせていただいてる数少ないブロ友さん(勝手にブロ友と思ってる)の1人である『グッチーの映画暮らし』のグッチーさんがブログで紹介していた作品です。
いい作品だったんで本当は、さも、自分の趣味で鑑賞しました!!的なブログにしたかったんです。
でも、さすがにグッチーさんに怒られそうで…
まぁ、そんな事で怒らないとは思うんですけどね。
ブログを読んだりコメントのやりとりをしてるだけなんで、そこまで知ってるわけではないですが『ちゃんと冗談の通じる優しい関西人』って感じです。
知らんけど…
ブログ内容も、『B級ホラー』メインで箸休め的に『名作』を紹介!!っていうのが基本スタンスっぽい。
でも最近は『名作』がメインで『B級ホラー』が箸休めどころか、とんとご無沙汰になってますが…
いや、別に不満なわけではないんです。
あー、ヤバっ!
マジで怒られるわ…
とにかく、この『ブルー・バイユー』以外にも『灼熱の魂』や『83歳のやさしいスパイ』など、まだ観てないけど良さげな作品をたくさん紹介してくれて、本当感謝してるんですよね!!
B級ホラーはご無沙汰ですが…
おっと、思いがけず『グッチーさん』の紹介とプチクレームカミングアウトみたいになってるので、そろそろあらすじを!!
タラタラしてたらグッチーさんに怒られるし…
ネタバレありです。
韓国で生まれ、3歳の時にアメリカ人の家庭に養子として引き取られたアントニオ。
↑遠い目でかたるアントニオ…
それからはずっとアメリカ人として育ち、彫師として生計を立てているアントニオは、ガッツリ首元までタトゥーをいれ完全に堅気には見えない…が微妙だが堅気らしい。
生活は楽じゃないながらも、愛する妻キャシー(バツイチ)と愛する娘ジェシー(連れ子)との生活は幸せそのものっぽい。
ジェシーはアントニオになついてるし、アントニオもジェシーを愛している。
そしてキャシーのお腹の中には新しい命が…
↑裕福ではないが幸せそうなアントニオ家族。
キャシーの連れ子ジェシーを本当の娘のように可愛がるアントニオ。
ジェシーもアントニオが大好きみたいだ!!
↑間違いなく幸せそうなアントニオ家族。
彫師としての稼ぎだけではジェシーと生まれてくる子を養っていけないと感じ家族の為にもっと稼げる仕事を探すアントニオだが、見た目が韓国人と言う事で中々上手くいかない。
おそらく差別的なアレだろう…
そんな折、買い物に出た先でキャシーの元旦那でお巡りさんでもあるエース(ジェシーの実の父親)と少々揉めましてね…
どうやら原因はジェシーが会ってくれないからアントニオに八つ当たりしたっぽい…
アントニオはその場で拘束されちゃいます。
↑ジェシーに嫌われて会ってもらえない父エース(手前)と相棒のデニー(奥)
釈放の手続きをしてると、30年以上前の養子縁組時の書類不備が発覚し、韓国へ強制送還するという最悪な処分が決定した…
踏んだり蹴ったりだ…
↑仮釈前の面会…
新しい家族が増える今、そんな処分なんぞ受け入れられないアントニオは裁判で争うことを決意する。
しかし、彫師での稼ぎではバカ高い弁護士費用なんか払えない…
で、昔の仕事仲間達とバイク屋に強盗に入る。
手段はどうあれ、なんとか弁護士費用の工面ができたアントニオは弁護士と作戦をたてる。
↑作戦会議中。
作戦はざっくりと2つ。
1、アントニオはコミュニティにとって必要な存在である事を裁判でアピールする。
2、聴聞会で養母に証言してもらう。
アントニオ的に難しいのは
2、養母に証言してもらう
アントニオは幼少期に養父から虐待を受けていて、それを黙って見てるだけだった養母を憎んでいるし、2度と会いたくないと思っている…らしい。
しかも、キャシーには養父も養母も死んでいると嘘をいっていた…らしい。
嘘をついていたことが原因で後にちょっと揉める。
養母との再会を嫌がるアントニオに
イヤイヤ言ってる場合じゃねーだろ!!
と、必死で説得するもアントニオは一歩も引かず平行線をたどる。
↑キャシーも必死だが、コレばっかりは何ともなりません…
数日後、どうしてだったか忘れたけどアントニオが弁護士費用を強盗して工面したことがキャシーにバレた…
養母の生死についた嘘がバレた上に強盗までバレちゃったもんだからとうとうキャシーがブチ切れてジェシーを連れて実家に帰ってしまった…
いい感じにお灸をすえられたアントニオはさすがに反省したのか養母に会い、証言を頼む決心をする。
そしてアントニオの強制送還が確定する…
アントニオが送還される日、キャシーとジェシーは産まれたばかりの赤ん坊を連れて空港にやってきて、一緒に韓国へ行く!!と告げる…がジェシーは相変わらずどこか素っ気ない…
そこにジェシーを連れ戻す為にエースが現れるがジェシーの微妙な様子を感じとったのか、ジェシーに別れを告げ黙って見送ろうとする…
えぇ奴やん。
2人の様子を見ていたアントニオはキャシーに子供達の為にも今はアメリカに残るよう説得する。
キャシーを何とか納得させる事が出来たその時、それまでずっと素っ気ない態度だったジェシーが突然、行かないでぇ〜!!と泣き叫ぶ…
アントニオは号泣するジェシーを思いっきり抱きしめる…が強引に引き離され連れていかれる。(完)
…泣くよね。
いくつかポイントをピックアップすると
まず、実話を元にしているらしくエンドクレジットでは数々の強制送還になった事例を紹介しています。
それは今現在も続いてるらしく、何十年も前の杜撰な手続きによる被害者がまだまだいるという現実を僕たちに知らしめるので、リアルに感情移入しました。
映画ながらも、アントニオとジェシーや家族がその後再会する事が出来たのかどうかなど、エンドロール後がとても気になる作品でしたね。
次に、素っ気ない態度だったジェシーが最後の最後に泣き叫ぶシーンは作品序盤からの繋がりがあるようで大変興味深く感じた。
ここからは僕の勝手な憶測
ジェシーはパパが自分を置いて家を出た事ですごく傷ついたのか、序盤からアントニオにたいしていなくならないで!!と置いていかれる事にとても敏感になってるのでは?と思うシーンが目についた。
中盤、夫婦が別居する事になったり、強制送還など詳しい話は理解できなくてももしかしていなくなっちゃうの!?と不安を覚えてしまう空気を子供ながらに感じとってたからの素っ気ない態度になってたのではないかと思えてなりませんね。
素っ気ないというよりは不安なような、拗ねてるような、いじけてるような、強がってるような…
そんな伏線があっての、最後に感情が爆発して泣きじゃくるシーンですからね、観てるこっちも涙腺崩壊です。
映画とはいえね、もう切なくて切なくて…
しばらくは頭から離れませんよね。
実際に同じような境遇になってる人達もいるみたいし…
これも僕の勝手な憶測ですけど、実父のエースはジェシーの素っ気ない態度の真意に気づいたんじゃないかと思うんですよ。
だから、引き留めにいったはずがお見送りになるというね。
さすが実父です。
エースはエースで、感じ悪いのは中盤くらいまでで後半にかけては少しいい奴になってたし。
それはそれとして、クソお巡りのデニーがいらん事しなくて聴聞会に行けてたら家族幸せに暮らせたのかな!?と思わずにはいられないわ。
許せない。
↑クッ、まじムカつく顔してやがる…(奥がデニー)
コイツのせいでバッドエンドになってしまった…
こんなムカつくクソお巡りにはジェシーにかわって
ハナクソピーン!!してやりたい。
オススメ度 5点
切ない度 5点
ジェシーが可愛い度 100点
日頃ふざけたブログばっかりだからか、真面目な良作のレビューが難しくて難しくて…
中々進まなくて時間はかかるし、中身もまとまってないからグダグダだし、何よりらしくないし…
それでも自分なりには頑張ったつもりですけどね。
じゃないと紹介してくれたグッチーさんにハナクソピーンされちゃいますから…
まぁ教訓としてはですね、ブログはやっぱりB級ホラーかゾンビに限りますなぁ!!
ですよね!?グッチーさん。