こんにちは、あすなろまどかです。
前回は、『魔女の宅急便』と『耳をすませば』の共通点について書きました。
今回は、ふたつの作品の相違点を書いた記事を投稿します。
※この記事は、2022年11月18日に書いた記事です。
・物語の舞台
魔女宅:外国。イタリアかな?
耳すま:日本。聖蹟桜ヶ丘
・ヒロインの立場や目的
キキ:「13歳になったら独り立ちする」という風習に従い、生計を立てるために宅急便の仕事を始める
雫:「受験生だから勉強する」という常識に逆らい、小説家になるために小説を書く
・雫は明確に聖司に好意を示し両想いになるが、キキとトンボは友達以上恋人未満という感じ
・ヒロインの相手の男キャラはどちらも距離の詰め方がおかしいが、その詰め方や性格はだいぶ違う
トンボ:直球型。ザ・ストレート。キキに惚れている。何の打算もなく、ただすっごいグイグイ行く。怖い
聖司:婉曲型。ザ・ストーカー。ツンデレ気味。計算高く、ジワジワと雫に近づいていく。怖い
・どちらのヒロインも相手の男キャラと自転車ふたり乗りするが、シチュエーションはまったく異なる
キキとトンボ:海岸までの道を漕いでいく。下り坂になるまで自転車が思い通りに進まないトンボかわいい。
車と衝突しそうになったり、自転車が脇道にそれて墜落したり、自分たちのみならず周りの人の命も危険に晒しそうな運転をする。
とてもロマンチックとは言いがたいが、この無茶苦茶で不器用な感じが良い
雫と聖司:明け方の町を漕いでいく。雫にジャンパー貸してあげる聖司優しい。
キキとトンボペアとは違い、目的地まで何のハプニングもなくたどり着く。とにかくロマンチックで甘ったるい。胃もたれしそう。聖司、たどり着いた場所でプロポーズとかしちゃう。
遠距離恋愛とかたぶん上手くいかないんだろうけど、それでも今この瞬間、相手を一生愛し続けられると思ってるふたりがかわいい
・上に追記。そう言えば、雫と聖司ペアも自転車を漕ぐの苦労してました(だけど、上り坂だったよ…聖司は普通の平らな道では漕げてたよ、トンボ…^^;)。
でも、この違いがある。↓
〜キキとトンボ〜
キキ「降りる?」
トンボ「No!」
キキ、降りずに自転車が加速するのを待つ
〜雫と聖司〜
雫「降りようか?」
聖司「大丈夫。お前を乗せて坂道のぼるって、決めたんだ」
雫「そんなのズルイ!」
雫、降りて後ろから自転車を押す
雫「お荷物だけなんてヤダ! 私だって、役に立ちたいんだから!」
聖司「分かった。頼む!」
キキがトンボのことを信じて待ってる感じがいい。雫と聖司のお互い助け合ってる感じもいい。
…ちなみに、個人的には魔女宅のが好きです。
キキとトンボの関係と距離感がかわいいし、なにより甘すぎないから…^^;