「Lonely Girl」
今回、少し突っ込んだ内容になってしまうのですが、あくまでここにかいてある内容が正解というわけではなくて、歌詞を見たり聞いたりして、受け取ったその感覚が正解、という前提で読んでもらえたら嬉しいです。
expieceの将来的な目標の中の一つとして、社会問題について歌えるようなアーティストになりたい!というの当時ありまして、この曲はそれに挑戦してみよう!ということでテーマを決めました。
Lonely Girlの歌詞のテーマは"いじめ"。
このテーマに決まった時は、どこをゴールに書けばいいんだろうかととても悩みました。
いじめをなくす?
いじめに立ち向かう?
周りの人たちが助ける?
と、最初はいじめという問題自体に向き合ってみたんですが、どうも自分の中でしっくり来なくて。
私たちがやってることは政策じゃなくて音楽だから、もっと内面的な部分でいいのではないかと思って辿り着いたのが、自分自身がそういう経験をした時、救いになってくれたのはなんだったんだろう?というゴールでした。
もう辛くて消えてしまいたい、消えてしまおうって思った時に、真っ先に思い浮かんだのが、自分が消えた時に悲しむ家族の顔でした。それを思い出して、あぁ、こんなところで負けちゃいけないんだって思い直して、また立ち上がることができた。
何を言われたわけでもない。ただ頭に浮かんだだけなんだけど、それがすごく力になって。
自分を愛してくれる人たちの存在に気付かされました。
見えてるものや感じてることって人それぞれで、悲しみってその人にしか感じることが出来ない。
誰が悪いとか、何が悪い、何がきっかけとかもはや分からなくなるときもある。
多分問題の本質はもっと深くて、わたしなんかが語れるような話ではないのかもしれないけど、もう嫌だなとか、消えてしまいたいとか思った時に、心の中にいる大切な人を思い出してもらえるキッカケになるような曲になったらいいな、なんて思っています。
最初にも書きましたが、ここに書いた内容が正解というわけではないし、受け取り方は人それぞれだと思います。
きっと受け取ったものが正解です。