50年前の本日「ウルトラマンタロウ」最終回 | ヴェルディの星

50年前の本日「ウルトラマンタロウ」最終回

50年前の本日1974年(昭和49年)4月5日、「ウルトラマンタロウ」最終回「さらばタロウよ!ウルトラの母よ!」放映。4月に跨がり、そして53話で最終話とはシリーズでも異例のことだった。




ある日光太郎にウルトラの母の夢枕が。人生を変える大きなことが起きると告げる。最終回に夢枕と言う展開は前作「エース」から、そして次作「レオ」にも引き継がれることに。 

果たして光太郎の恩人であり、さおり、健一の父親である白鳥船長のタンカーがバルキー星人とサメクジラに襲われる。怪獣を目の前にしながらZATの隊員がいたため光太郎はタロウに変身出来ず、白鳥船長ほかタンカーの乗員を救うことが出来なかった。


父を助けに来てくれなかったタロウに怒りをぶつける健一。光太郎はタロウが助けに来ないと健一は、そして地球の人々も何も出来なくなっていたことに気づく。

そして健一に「お父さんやタロウがいなければどうやって生きていくんだ」と諭す。
「お父さんやタロウのことを忘れて自分の力だけで生きてみろ。君だけにさせない、僕もそうする」と自分の正体がタロウであることを健一に告げ、そしてウルトラバッジをウルトラの母に返し一人の人間東光太郎に戻る。


そこに現れた卑劣なバルキー星人。タロウでなくなった光太郎など怖くない。光太郎に襲いかかり巨大化し暴れだす。
光太郎最後の戦い。健一に「宇宙人を一人で倒す。よく見ておくんだ、人間には知恵と勇気があることを」と。当時私小学校入学式直前。これが光太郎から贈られた座右の銘になりました😅


光太郎の作戦はコンビナートにバルキー星人を誘い込み、破壊した石油タンクで油まみれにしてZATガンで発火させ燃え上がらせと言うもの。ておいおいコンビナート保有する石油会社の立場は?(^^; 

発火した炎で燃え上がりバルキー星人はご臨終。ちなみにこのバルキー星人は次作レオのボツになった着ぐるみを悪者仕様にリデサインして再利用したものと言うトリビア。 


 光太郎最後の戦いは終わった。油まみれになって健一とがっちり握手。



そして風来坊に戻った光太郎はZATと白鳥家に別れを告げ再び旅に出る。



ウルトラヒーローは正に教育番組。他人に頼りきらないで一人で生きていかなければならない、そして人間には知恵と勇気がある…。小学生になったばかりの私にも大きく心に残りました。

タロウと光太郎が分離したから「コメットさん」には篠田三郎が出てこなかった、と解釈してます(^^;