私的原辰徳歴代ベストホームラン10選 其の弐 | ヴェルディの星

私的原辰徳歴代ベストホームラン10選 其の弐

私的原辰徳歴代ベストホームラン10選 其の弐 

3.1983年5月5日阪神6回戦(後楽園)
27年前の今日。この年の開幕4番は原。巨人は開幕ダッシュを決めその勢いのままGWへ。こどもの日のこの試合も後楽園のスタンドは超満員。当時GWはデーゲームが当たり前。野球はお天道様の下でやりたいもの…。 
巨人は1点リードされたまま9回裏へ。阪神は抑えのエース山本和。しかしこの時の巨人は原にまで回せば何かが起きる予感が。そしてその通り多くの子供たちの熱い期待に見事に応え原は逆転サヨナラ弾をレフトスタンドへ。
GWはこれで6連勝、まさに「ジャイアンツウィーク」。プロ野球人気が頂点の年でした。 

4.1983年9月21日ヤクルト22回戦(神宮)
巨人は優勝目前。勢いは止まらない。3-5で迎えた9回表2死。それでも原に回せば何かが。走者2人を置いて4番原が打席へ。巨人ファン全ての歓声に乗って打球はファンの待つレフトスタンドへ。起死回生の28号逆転3ラン。9回裏も加藤がしっかり抑え勝利。原のMVPはこの時事実上決まった。
 
5.1987年4月19日広島3回戦(後楽園)
前年わずか0ゲーム差で優勝を逃した巨人。その責任はすべて4番原にあるかのような世間の空気。原は怪我を隠してチームのためファンのために戦い抜き、そして津田の命をかけた豪速球に真っ向から勝負を挑み手首骨折。どんなに手首が痛くても、本当に命をかけて勝負して来る津田から一歩も逃げることはせず…。原自身も選手生命の危機とさえも。

1987年原は初めて開幕ベンチ。しかし原の復活の狼煙は意外に早く上がる。開幕9戦目。この年国民栄誉賞を受賞する衣笠に初回先制満塁ホームランを浴びいきなりビハインド。しかし2回に巨人は反撃、そして満塁の場面で早くも岡崎の所で代打原。そしてこの年の1号は代打逆転満塁弾。
この年はこの勢いで突っ走る。一度はクロマティに奪われた4番の座を奪い返し、王巨人も4年目にして初優勝。何でこの年のMVPが原じゃなかったのかなと今でも思います。 

続きはまた。