巨人軍ユニフォーム物語 其の四 | ヴェルディの星

巨人軍ユニフォーム物語 其の四

2006年~14年(原第二期)※アディダス
 
2006年から原監督復帰。この後巨人軍は再び黄金時代を迎えます。その原監督復帰と同じくして巨人軍のユニフォームサプライヤーになったのがアディダス。アディダスはサッカーでは既に日本代表のユニフォームサプライヤーとしての地位を確立していましたが、今度は野球と言うことで。巨人軍としてもそれまでの一球団寡占状態が崩壊し、新たなスポンサー開拓は急務となっていたのでコラボ実現。東京ドームや渋谷にはアディダスショップもオープンしました。
 
大きなデザイン変更はありませんが、胸の「GIANTS」文字がそれまでの伝統の花文字(早稲田文字)からアディダス独自のフォントに。そしてズボンのラインがアディダスらしく三本線に。正直伝統の巨人軍のユニフォームにそう言うところでサプライヤーの個性出して欲しくなかったが…。生地はアディダスらしく三本線のような透かしが。胸にもアディダスロゴ。サッカーでは当たり前だけど、野球、特に巨人軍にはねえ…。
帽子のつばの先ががオレンジになったのもこのユニフォームから。
 
ビジターは2002年にサードユニとして採用された上部が黒のデザイン。これは良いと思いました。胸は「TOKYO」でも「YOMIURI」でもなく「GIANTS」に。ホームと同じアディダスフォントです。
 
この他サンデーユニフォームも(左下)。ロゴが異なり、脇が黒に。しかしこの頃になるとプロ野球中継が激減し、そしてスタジアムでは遠くから見ると何が違うかわからない、と言うことでいつのまにかフェイドアウト。
ビジターユニも2008年に交流戦限定バージョン投入(右下)。
ライトグレーになり、脇も黒。本来は交流戦限定の予定でしたが、上部が黒のユニフォームは夏場は熱がこもりやすく選手に不評。引き続きこのライトグレータイプが使用されることに。ファンからは「なんで巨人はビジターゲームもホームユニでやってるの?」との声が。ぱっと見違いがわかりづらくなりました。
 
2010年にまたマイナーチェンジ。2005年までと同じグレーに。脇の黒も廃止。この方がしっくり来ますね。どうせなら胸も「TOKYO」に戻せば良かったのに。更に2011年はまたしてもマイナーチェンジ。淡いグレーに。毎年モデル変えてレプリカ買わせようとする作戦か?
 
2014年、アディダス最後の年。ホームは「GIANTS」がアディダス文字から伝統の花文字に回帰します。
 
ビジターは生地がグレーからブルーに。ブルーの復活は1992年以来。ただし胸の「GIANTS」はホームと異なりアディダス文字のまま。
 
アディダスから供給された9年間、日本一2回、リーグ優勝6回の好成績を残しました。そう言う意味では良い印象持ってるファン多いでしょうね。ただ伝統を重んずるファンはアディダスの企業色が出すぎて微妙かな?実は私も。
 
次回は現在も使ってるアンダーアーマーのタイプを紹介。