巨人軍ユニフォーム物語 其の参 | ヴェルディの星

巨人軍ユニフォーム物語 其の参

1993年~2005年(長嶋第二期、原第一期、堀内)
 
1993年にいわゆる一つのミスタープロ野球、長嶋茂雄が13年ぶりに監督に復帰。前回の監督就任時同様、ユニフォームもモデルチェンジします。前回のように胸のロゴの書体を変えることはしませんでしたが、以下のように。
 
・胸にラケットライン
・袖、ズボンのラインを細い一本線
・帽子、アンダーシャツ、ストッキングのカラーを黒から紺に
・ビジターユニフォームのカラーをブルーからグレーに
この当時、メジャーでは「ネオクラシック」と言う伝統への回帰がブーム。メジャーや流行が大好きなミスターは早速取り入れ。巨人軍では1951年以来の復活。これ以降他の球団でもラケットラインを採用するところが増えました。
袖、ズボンの一本線は1960年の水原巨人以来の復活。一方で帽子のカラーが紺(ミッドナイトブルー)になったことは、現物買わないとわかりませんでした、テレビで見ただけでは。ビジターユニのカラーがグレーになったことも。これぞいわゆる一つの「隠し味」?
 
松井入団、槙原完全、原引退、メイクドラマ、ミレニアム日本一、原巨人西武を4タテで日本一、など色々ありました…。
 
一方で2002年~04年まで巨人史上初めて採用されたサードユニ。今は各チームサードユニ、イベントユニは花盛りですが、当時はまだ。
原監督就任で、これまたメジャーの影響で。ただきちんと連盟に登録していたおんですが、練習、オープン戦だけで公式戦では使われず。
 
巨人軍のような伝統ある球団は、ユニフォームもコンサバであるべきと思っていますが、サードユニなら弾けちゃっても。とくに右の黒いビジター用が好きでした。そう思うのは私だけではないようで、桑田投手が創立した少年野球チーム「麻生ジャイアンツ」(現「麻生ボーイズ」)ではこのユニフォームを採用。読売グループ対抗草野球大会でも巨人軍がこのユニフォームを使っていました。
 
最近どこのチームも限定ユニフォームイベントやっていますが、現在巨人軍がやっている「燈魂ユニフォーム」は正直カッコ悪い。どうせやるならこれくらいカッコいいユニフォームを出して欲しいものです。