アメージング スバイダーマン | 映画と自転車と私。

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京都で飄々としながら、映画(99%)や自転車旅行(1%)のことを綴ります。

【5+】
前作の主人公よりも主人公の人間臭さ、駄目さ加減がリアルに伝わってきていい。

ヒーローの苦悩ではなく、一人の17歳の少年の苦悩が。

そしてこの映画は音楽が効果的に使われいて、かなり良かった。
(少し音が多い気もするけど)

「ヒーローとは悪を倒すためのものではなく、人々を守るためにいるもの」
ということが、2つのシーンで表現されていたように思う。

一つは、橋の上でリザードが車を襲って去って行ったときにスパイダーマンは彼を追わずに、残された人々を救う判断をしたこと。
(これは彼の意思での行動ということがはっきりと表現されている)

もう一つは、ラストのリザードとの決闘シーン。

普通ならヒーローが悪にとどめを刺すものであるが、その立場を警官にゆずり、自分は街を守るために機械を止めに行ったこと。
(これは彼の直接的な意思ではなく製作者の意思だと思う)

なんにせよ、今回のスパイダーマンは
・音良し
・映像良し
・ストーリー良し
・原作に忠実
ということでかなり満足のいく作品だった。

続編も来年公開らしいので、こちらもダラダラ続くこと無くスマートに終わらせてほしい。