【4+】
最近、児童文学を読むのにはまっている
大人になった今、昔とは違った目線で作者が子ども達に何を伝えたくてこの作品を書いているのか、と考えるのは楽しい
病気のために他のクラスメートたりより頭も身体も成長が遅い主人公
しかし心の成長は止まってはいない
そんな彼がピュアな心を通して、大人には見えない不思議な存在と交流するお話
作者はジブリが好きなんだろうなぁ
人には見えないモノが見える
子どものとき、誰しもがそんな経験をしたのではないだろうか
実際、私自身も目を閉じると見えるものがある(それは流動的に形を変えるオレンジのもの)
そしてなんとそれは22歳になった今でも見える
しかし、そんなことは他人には話さない
コイツは頭がおかしいんじゃないか?と思われるからだ
そして本作では主人公にしか見えない世界がある
大人になってもいつまでも優しく、ピュアな心を持ち続けてほしい
そんな作者の思いが伝わってくる