【4+】
言葉は通じても 心は通じない
言葉は通じなくても 心が通じる
そんな映画だった
「バベル」というタイトルから、映画を見るまでは、ある日突然人々の言葉が通じなくなる物語なんだと勝手に解釈していた
しかし、違った
先述した通り、言葉は通じる
だが、思いは通じないのである
逆に言葉が通じなくても重いは通じる
それを特に表していたのが、ブラッド・ピッド演じる男が中東の人々に助けを乞うシーン
そして、役所広司と菊池凛子演じる親子が言葉もなく母親のことを思い、通じ合うシーン
思いの前に、言葉は無力であること、必要ないことを強く意識した映画だった