吹き抜けを考える | r2mokkenのブログ

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プラン大好きな木造建築士のお家のはなし。

昔、大阪に”吹抜けの家”という看板の住宅会社がありました。(スミマセン。今もありました。)

 

吹抜けいいですよね。個人的に好きです。

 

しかし時代のながれでしょうか。吹抜け減りましたね。

 

何故吹抜けは減ってきたのでしょうか?

最初に結論です。

耐震性が落ちます。

床剛性がおちて、ねじれも大きくなり、建物のバランスが悪くなります。

 

大阪北部地震(2018年)の時にABCハウジング千里展示場の各メーカーさんの

モデルハウスも大きく被害を受けました。(主に内装)

 

とくに吹抜けのあるモデルハウスが相対的に被害が大きかったです。

 

大きな吹抜けは、なるべく避けることをおすすめいたします。

抽象的ですが、床剛性のバランスをよくしてください。

実感でございます。

 

最後に吹抜けのおすすめポイントは、暗い玄関ホールや暗い廊下など

ちょっとだけ吹抜けをとるといい感じです。

これも実感でございます。

では。