指導者としてもスペシャリストへ
日本ハム → オリックス 白井 一幸 さんです。
中学、高校、大学と全て主将を務める、リーダーシップタイプ。
香川県の志度商業高校時代は、丸亀商業高校に負け、甲子園出場はならず。
その後、駒澤大学へ進学し、1983年には東都リーグ春秋連続優勝、全日本大学野球選手権大会でも、決勝で近畿大学を倒し、全国優勝を成し遂げます。
そして、1983年 ドラフト1位で日本ハムファイターズへ入団。
即戦力ルーキーとして期待され、翌年の開幕戦には早速先発出場。初打席初安打を記録します。
白井さんは、とにかく研究家。
当時タブー視されていた、ウェイトトレーニングも積極的に取り入れ、長打力が付きました。
更には、俊足を活かすために、スイッチヒッターに挑戦するなど、日々変化を加え、選手としての勝ちを高めてきました。
1991年 105試合に出場し、最高出塁率 と カムバック賞 を受賞。
好成績と怪我による低迷の隔年減少を繰り返していたため、当時は、「1年おきの選手」と揶揄されました.。
1995年 秋のキャンプ中に戦力外通告を受け、その後・・・
オリックスブルーウェイブへ入団しました。
2軍暮らしが続き、1軍では13試合出場に留まり、現役を引退しました。
1997年から日本ハムの球団職員となり、ニューヨーク ヤンキースでのコーチ研修へ。
この研修中に、のちに日本ハムで監督になる、トレイ ヒルマン に出会います。
そして、2軍コーチ、監督を経て、2003年からヒルマン監督を支える1軍ヘッドコーチへ就任し、英語が出来る力を活かし、活躍。
2008年には、カンザスシティ ロイヤルズの特別コーチ兼スカウトアドバイザーに就任しました。
その後は、横浜DeNAベイスターズで二軍監督、1軍コーチに。
現在は再び、北海道日本ハムファイターズで、活躍されています。
白井さんには、著書があり、
「メンタル・コーチング 潜在能力を最高に発揮させるたったひとつの方法」という本を書いています。
選手に前向きな気持ちを持たせる指導の大切さを伝える、指導を研究する白井さん。
今後も指導のスペシャリストに期待です!