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職業柄、発育発達の過程において、特に重要に感じる事が、投げるという動作である。

4年間の体育大学の数ある授業の中で、1番印象に残っているのが、発育発達において、幼少期からの、何気ない物を投げるという動作を数多くこなしていないと、いわゆる投動作が、しなやかに行われないという事だ。

例えば。使い終わった、ティシュペーパーをゴミ箱めがけて投げる。
川で石を投げる。など、何でもいいので、投げるという動作をどんどんしていかないと、中学、高校ぐらいになって、初めてしっかり投げる動作を教えてもらっても、なかなか、しなやかに柔らかく肘や肩を使えないのだ。

言葉では理解しても、どこかぎこちない。

プロ野球の世界でも、いわゆるトレーニングコーチや、トレーナー、通訳など、子供の頃に野球やテニスバレーボールなどのいわゆるスイング系のスポーツをあまりやって来なかった人が、いわゆる専門職として、球団の仕事についている時がある。

しかしながら、練習中などは、選手もその人たちにキャッチボールなどを手伝ってもらうことが多々ある。

特にトレーニングコーチやトレーナーは、怪我の予防やバイオメカニクスなど、日頃から、投動作についての理解はあるので、肩や肘がどういう動きをしているかは、わかっているのだ。

だから、自分の頭の中でもその動きを再現しようとしているのはわかる。

しかしながら、スイング系をあまりしてこなかった人は、高速度カメラで、撮った写真を一コマづつ再現しているような投げ方になってしまう。

動き自体に間違いはないのだか、そこに動きの柔らかさやしなやかさがないのだ。

もちろん、毎日のように、キャッチボールの相手を何年もしていくと、素人でも、どんどん投げる距離やスピードが、増えてくる。
プロ相手に素人が、50〜60mぐらい平気で投げれるようになってくる。

しかし、どこかぎこちない。

これこそ、幼少期から経験の差なのか。

走る動作などは、比較的改善しやすいのだが。

まだ、小さなお子様を育てていらっしゃる方は、是非遊びの中から、投げるという動作をしっかりと経験させてあげてください。
大きくなってからでは、治りませんよ。