毎度ですが休みなのに仕事(パワースポット調査)をしておりました。
この日は以前から気になっていた場所へ。
「まさかとは思うが、大山祇神は降りてないだろうな(#^ω^)」
「不機嫌ですな(;^ω^)」
「当たり前だ!あいつ(娘)は嫌いなんだ!!」
「本当に毛嫌いなんですね~もう少し妥協しては如何ですか?」
「・・・・斬られたいか」
「御身が毛嫌いするのは良いのですが、それを大山祇様にまで向けるのは些か大人げないかと思われます。
いくらなんでもその無謀と言うか、短気というか、粗忽なところを直すべきと言うか・・・」
「・・・・」
微かに音がして、鞘から明けの明星を思わせる輝きが零れ落ちた。
「もういい加減に立場をわきまえられて・・・・」
「・・・・離せ」
「何しているんですか!こんなところで!!」
完全武装の武神が刀身に明けの明星の輝きを纏う剣を己の剣で受け止めて怒鳴りつけた。
「会いたくもないあいつがいたら即座に斬るからな」
「はいはい、まったくもう・・・・あなたも感情的になって斬り殺そうとしないでくださいね、只でさえ大変なのに・・・」
「・・・・あいつが悪い」
「それはもう全面的に言い返す言葉もありません、幾らなんでも言葉が過ぎましたね」
「・・・・申し訳ございません」
剣を帯び、鎧を身につけた武神が頭を下げた。
「よりにもよってあいつのことを許せだと良く言うな、どの口がほざけたことを言うのだ、もう一度行ってみろ、その時は○○○を抜くからな」
「はいはい、わかってますよ・・・流石に部下の失態としか言いようがありません。
ですがあなたも少しは聞き入れては如何ですか?」
「・・・・陽将、斬り殺されたいか」
「それについてはまあ、否定したいと思いますよ。
ですが他の言葉に耳を傾けるのもあなたにとっては必要なことではありませんか?」
「・・・・逆鱗に触れるようなことであったとしてもか」
「・・・・・何も言い返せません(;^ω^)」
「熊か・・・もしここで熊鍋なんて食べたらクマは怒るだろうな・・・・」
「いつの話をしているんですか!!」
「なかなか辛い階段だな、大雄山を思い出させる」
「そこまで酷くはありますまい、それにしても・・・・太りましたな( ´∀` )」
「うるさい!!」
「ここから山頂に向かって行けるのか、石鎚山と同じだな。
本当にご利益が欲しければ登れってか」
「・・・まさか登ることはありませんよね(#^ω^)」
「さすがにこの軽装備(斜め掛け鞄、防寒ジャンバー)ではなあ・・・・良くて夜の山道を見失って死体を晒す程度だろ?
以前ならともかく今はあの子に対する責任があるからなぁ、そうも言っていられないよ。
それにバイクもあるからなぁ、放置して大変なことになるのは避けたい」
「賢明な判断です(^^♪」
帰り際、甘酒を飲んで疲れを癒してケーブルカーに乗り込んだのはここだけの話です。