【テーマ】
論文的中答練第08回&論文答練強化ゼミ第07回議事録
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【説明】
皆様、こんにちは
TAC専任講師 湯浅竜です
★★★【1.議事録】★★★
論文的中答練第08回@新宿校
・前回の講評(配布資料参照)
・26条の趣旨
・26条柱カッコ書き
青本一部抜粋
「なお、平成八年の一部改正では、一項柱書において、同項各号に掲げる商標が商標の全体の構成となっている場合だけでなく、商標の一部の構成となっている場合にも、商標権の効力は、その商標の部分には及ばないとする趣旨を明らかにするために、商標権の効力が及ばないとされる同項各号に掲げる商標には「他の商標の一部となっているものを含む」旨を括弧書で明記した。
すなわち、ハウスマーク(同一事業者に係る取引商品(役務)の全般にわたって使用される代表的出所標識)に代表されるような識別力のある商標に識別力のない文字等を結合させた商標については、連合商標制度を廃止した後も、同一人であれば当該ハウスマーク等の登録商標に類似する独立の商標として登録が可能である。しかし、このような登録商標の存在は、第三者に当該識別力のない文字等の使用を躊躇させることともなり、当該文字等を使用する第三者に対して不当な権利行使を生ぜしめることともなる。さりとて、このような登録を抑制するためではあっても、識別力のない文字等との結合であることを理由に全ての商標についてその登録を拒絶することとするのも行き過ぎである。そこで一項柱書に、結合商標中の当該識別力のない文字等の部分には商標権の効力が及ばない旨を確認的に規定することとしたのである。
※ハウスマークの例)トヨタ自動車株式会社の「TOYOTA」
http://www.patent.gr.jp/news/shosai.html?id=18956120174df726572119b
※連合商標制度の廃止
https://www.jpo.go.jp/shiryou/hourei/kakokai/pdf/h8_kaisei/h8_kaisei_2_3.pdf
権利行使に対する被告の主張
先使用権(32、32の2)
無効主張
26条
権利消滅の抗弁
損害不発生の抗弁
「セン・ム・フロ・ケシ・フハッセイ」
成績の上がり方
40点台 ※ 簡単
↓
平均点 ※ 難しい
(10個のプロセス)
> ゼミを使うとよい
↓
60点台後半 ※ 簡単
(あてはめ完璧に)
論文答練強化ゼミ第07回@新宿校
□ Q1.金銭的請求権を導入した趣旨を説明せよ
□ Q2.出願公開制度を設けた趣旨を説明せよ
□ Q3.防護商標登録制度の趣旨を説明せよ
□ Q4.更新登録申請制度の趣旨を説明せよ
□ Q5.法29条の趣旨を説明せよ
★★★【2.質問共有】★★★
Q
今日の答練ですが設問(4)で50条を根拠に権利消滅の抗弁を書くのはダメですか?
A
問題ありません。
減点対象にはならないと思います。
Q
否認と抗弁の違いですが、立証責任が原告-被告のどちらにあるのか?が基準になるのではないですか?
A
はい、その通りです。今日話した、形式侵害と実質侵害の考え方とは別に立証責任が誰にあるか?によっても違いがあります。
Q
問題文を読んでいると、事例の細かい設定が気になってしまいます。結果、他の論点をしっかりと検討する時間が無くなってしまうのですが、どうすればいいですか?
A
問題文を読んでいて、なんとなく気になった個所があった場合には「?」(クエスチョンマーク)を書いておいて、時間に余裕があれば検討し直すのが効果的です(私も受験生時代に同じことを悩んだ経験があります笑)
★★★【3.答案作成テクニック】★★★
【テクニック11】
≪改行の度に、見出し番号を振るのは禁止≫
【説明】
以前、「改行」を勧めましたね。それと関連する話しです。
「改行」するたびに、「見出し番号を振る答案」があります。やめましょう。
日本語の文章作成ルールには、「改行したら、冒頭は一マス空ける」というルールがあります。しかし、「改行したら、見出し番号を振る」というルールはありません。
変なルールは作らないように。
なお、このような記載をする方は、「段落が変わったことを見出し番号を振ることで、より明確に示したい」とお考えなのだと思います。
「採点官により分かり易く伝えたい」という気持ちの表れからくるものです。その考え方自体はすばらしいです。しかし、文章として不自然なのは否めません。
そこで、見出し番号を振るのであれば、いっそのことその段落のテーマを「見出し」(表題)として、してしまうのがいいでしょう。
★★★【4.お知らせ】★★★
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≪参考ブログ一覧≫
★1.【40点台の答案を作成しないテクニック】 http://p.tl/JDqd
★2.【10個のプロセスの全体像について】 http://p.tl/_RGA
★3.【予習の仕方 ~論文基礎講義編~ 】 http://p.tl/cOXd
★4.【講義の受け方 ~論文基礎講義編~】 http://p.tl/640X
★5.【復習の仕方 ~論文基礎講義編~】 http://p.tl/LjL9
★6.【答案作成テクニック(形式面のポイント)】 http://p.tl/640X
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