夏の補強第1弾 實藤友紀 獲得
Xをみていると、實藤友紀 (さねとう ゆうき)ベガルタ仙台からカターレ富山に完全移籍との投稿があった。2、3日前には、左伴社長より、移籍による選手獲得の考え方の発信もあった。今期、ベガルタ仙台との対戦が終了し発表のタイミングを迎えたものと思われる。
實藤友紀はベガルタの前はマリノスで活躍したDFのベテランである。富山の若きタレントは、FWの碓井聖生、GKの田川知樹。碓井がJ1アビスパへ移籍し、FWの選手を獲得するのではという憶測(もしかしてアンデルソン・ロペスか?いやいや資金的に無理だ)も流れる中、ディフェンダーの強化は意外だった。
左伴社長は「降格して黒字より、赤字でも残留」と発信している。選手獲得は複数だと思う。ベテランDF、そして人間性が評価されている實藤。仙台戦のように後半最終ラインを5人にする時も有効だし、今瀬淳也とうまく役割分担しながら、後半の守備の要となってくれることも期待できる。
キーワードは「チーム力の大いなる結実」
仙台戦のDAZNで実況を務めた金澤聡(仙台放送アナウンサー)は、富山が仙台戦に勝利した際、富山の強さを「チーム力の大いなる結実」と褒め称えてくれた。
アウェイのアナウンサーに、今の富山のストロングポイントを見事に言い表していただいたと感激した。一瞬で戦局を変えるようなタレント選手は魅力的だ。だが、資金力勝負ではやはり分が悪い。千葉、仙台の連勝の鍵を握った「チーム力」をさらに高めていくための補強である必要がある。夏の補強でさらにチーム力を高め、千葉戦、仙台戦で見せたような熱量MAXの試合をこれからも期待だ。