こんにちは
ツルカワです。
今日はショップ紹介。
ちょっとツルカワ遠出しました!
というのも
きっかけは鉄な夫の一言から。
「青春18きっぷ、ちょうど二人分
まだ余っているんだけど、どこか行きたい場所ある?」
待ってましたよそのチャンス。
そんなわけで行ってきたのは
千葉の横芝にございます…お店でした。
千葉から
総武本線に揺られること数十分。
たどり着いた駅は昭和を思い出す
素朴でどこかホッとする駅舎。
ここから真っすぐ、
ひたすらに真っすぐ道を歩むこと20分ほど。
のどかな風景に
「こんなところにショップがあるのかな?」
と思いかけた時分。
たどり着きました。
こちらです。
雑貨屋ON&ON さんです。
少し前からTwitterで知り
気になっていたお店なんです。
でも車でないといけないかなー?
あきらめかけていたので
嬉しさは格別なのです。
果たして中に入ってみれば
広い!とは決して言えない店内ですが
各所に丁寧にディスプレイされた
作品がずらり!
特徴すべきことは
その作家さんのいらっしゃる
都道府県が作家名の記されたPOPに
そっと添えられていること。
そこには日本各地の地名が記してありました。
そのさまは
この小さな空間に日本中の
作家さんのエッセンスがぎゅっ、と
凝縮されたよう。
しかもみな素敵で
オリジナリティがあって
思わず手に取りたくなる作品ばかりなんですよ。
そこから感じるのは
「確かな目で選ばれた作家さんが揃っているなあ…」
ということ。
ハンドメイド作品だからといって
だれでもいい
どんなのでもいい
とりあえず置いてみるか、
といった感触は皆無。
お店の方が
いろいろ作品を見て回って
(それが直にかネット等で見てかはわかりませんが)
ご自身が自信を持って勧められる
いいものだけを集めたのだなぁ…という
その労力の結晶のような作品たちなのでした。
ツルカワが滞在できたのは
電車の都合で、ほんの短いひと時でしたが
とても気持ちが満たされました。
ああ、来てよかったなあ。又来たいなあ。
…そう思いながら失礼しようとしたところに
近くに住んでるらしい親子連れが来店。
駈け込んで来た
小学生くらいの女の子は
ぱぱぱっと店内を巡り
「今日はこれが欲しいなあ」と。
おそらく小さな常連さんなんでしょう。
でも、その光景を見た時
ツルカワはとてもうれしかったのです。
なぜかといえば
一見なにもないようなのどかで静かな
このような土地にひとつ、
このようなお店があること。
それは周辺の人の暮らしや、
「もの」に対する子どもの心に
とてつもなく豊かな価値観を育むのだろうな。
そう感じたからです。
もちろん都心などの
たくさんの同じようなお店が集まるところでも
同じことは起きているのでしょうが
こうした静かなまちでは
その存在は圧倒的に大きいはず。
そして知らぬうちに
心に刻まれるものも大きいはず。
あの女の子がどんな大人になるかは
分りませんが
このように「大切に作られたもの」に
触れられる空間があるまちに育って
よかったなあ、といつか思うのではないでしょうか。
だから、このまちに住むひとは、幸せです。
ハンドメイド作品、つまりは雑貨は、
ひとの生活に絶対に必要なものではないです。
いわば「無駄」なものしれない。
でも、それにひとつでも触れた経験は
そのひとの人生を潤し
ほんの少しだけど、豊かにする。
だから「無駄」って
とてつもなく貴重なものなんだと
ツルカワは思っています。
それを再確認するようなお店でした。
また伺いたいな。
ぜひ、みなさんも訪れてみてくださいね。
ON&ONさん
突然お邪魔したにもかかわらず
こころよくお話くださり
またお写真ありがとうございました。
ツルカワでした!