こんにちは、

ツルカワです。


さて、今日は先日予告した通り

ハンドメイド・アクセサリー作家さんインタビューですよ。


今回の作家さんは

鳩みう子さん


夢の景色のごとくキラキラ光るビーズ刺繍の作品は
みなさんもどこかでご覧になったことが
あるのではないでしょうか?


その表現の奥にあるものとは?


では、どうぞ!


―まず、アクセサリーを作り始めたきっかけから教えてください。


鳩みう子さん
もともと雑貨が好きだったのですが、
自分で作ることになるとは思いませんでした。
病的な面倒くさがりだし、本当に不器用なので。
でも、5年前の春、知人の付き合いで「デザインフェスタ」に
連れて行ってもらって、その魅力に脳天打ち抜かれました。
言語化できない魅力がありました。
私も絶対参加したい!と心の底から思いました。


だから、何も作ったことがないのに
イキオイで申し込みをしていまいました。
そして、申し込みをしたのだから
何か作らなくては!と作ったのがはじまりです。



鳩みう子
(鳩みう子いろいろ)


―イキオイだったんですね。
それだけデザインフェスタの魅力、衝撃的だったんですね。
いま、どんなアクセサリーをどのように作っていますか?


鳩みう子さん
普通のウォッシャブルフェルトに、
ミシン糸と、薄布用の普通の縫い針で、
丸小ビーズを二つずつ縫い付けています。


まずフェルトにざっくりとボールペンで線を引いて、
それを丸小ビーズでなぞる。
その外を樹脂パールで囲って、中を埋めて行きます。
形によってそれを応用させていますが、大体その作り方です。


できるだけ普通の、どこにでも売っているような
ありふれた素材で作ることを心がけています。



―そんなご自分のアクセサリーのオリジナリティはなんでしょう?


鳩みう子さん 
スパンコールやチェコビーズが
夢のようにキラキラする、ランダム刺繍は
オリジナルポイントとして、

作品のどこかに入れるようにしています。



―「夢のようにキラキラする」…ですか
これは私の私見ですが、モチーフや色使いなど、
女の子が幼い頃見た夢を想起させるものがございます。
そのあたりは意識されてお作りになっていますか?


鳩みう子さん
特に意識しているわけではないのですが・・・
この世の、言葉にできない何かを
形にするようにしているかもしれません。


もし私が詩をかけたら、
それを詩にしたとおもうし、
絵が描けたら絵にしたと思うのですが、
どちらもうまくできなかったので、
今はビーズの作品群をつくっています。
そうやって、その何かを少しずつ

表現しているのだと思います。
それは、誰もが持っている、
普遍的で根源的な憧憬のようなものだと思います。


鳩みう子
(ねこちゃん大好き女の子)

―ビーズ刺繍という技法に対する

特別な思い入れのようなものは?
また、その魅力・ご苦労は何ですか?


鳩みう子さん
あれこれ、色々な技法をためした後、
いつの間にかビーズで刺繍をするようになっていました。
特に思い入れはありません。

手先が不器用でも、一つ一つの工程を順番にこなせば、
見栄えのいい作品に仕上がることが魅力です。
もし器用になったら、もっと色んな技法を試してみたいです。
肩こり腰痛は悩みの種です。


鳩みう子
(ユニコーンバックチャーム)

―アクセサリーのインスピレーションはどこから思いつきますか?


鳩みう子さん
お客様や色んな方と会話しているときに、
ふと思いつきます。本をめくったり、電車でぼうっとしたり、
とぼとぼ歩いているときにもふと思いつきます。
家でアイデア帳と向き合っていたら全然思いつきません。



―ふと思いついたアイデアが
作品につながるのですね。
日常、大事です…!


さて、前篇はここまで。

後篇では
作家名の由来や、創作で大切にしていることなど
より深くお聞きしていきますよ。


お楽しみに。




■鳩みう子 hatomiuco■
http://hatomiuco.com



※追記 このブログのインタビューシリーズは一部を除いて

直接お話を聞くのではなく、メールのやりとりで構成したものです。

以前もお書きしたのですが、よくお問い合わせいただくので

明記しておきます。