こんにちは!
さて、今回は創作アクセサリー作家さん・インタビュー!、第9回目ですよ。
前回お知らせしたとおり、今回はちょっと趣を変えて、
「和」のアクセサリー作家さん、
「かんざし檸檬」
檸檬さん
の登場です!
そう。かんざし作家さんです。
かんざしの魅力をたっぷりお伝えしますよ!
では、どうぞ!
―まず、かんざしに目を向けるきっかけ、
作り始めたきっかけから教えてください。
檸檬さん
2005年にニュージーランドに住む機会があり、
その時に日本の文化って素敵だなと改めて発見したんです。
作ることはもともと好きだったので、
作ることで何か日本の文化を紹介したいと思ったのがきっかけでした。
ふとかんざしを作ってみようと挑戦してみたら意外に好評で、
かんざし自体の歴史も奥深く、実は実用的ではまっていきました。
―海外滞在経験が、きっかけなんですね。
主にどんなかんざしをどうやって作っていますか?
檸檬さん
軸の素材は木を使って作っています。
木はねじって負荷をかけても折れないように、
桜や竹など強い素材を使っています。
板や棒状の木をカットし、削り、磨き、
その上に合成の漆を何度も塗って作っています。
最近は、根来塗り(ねごろぬり)の用法で
模様を研ぎ出して作る作品が多いです。
(「飴色の丸玉かんざし」トンボ玉を使ったかんざしです。キャンディのようなイメージで作っています)
―ずいぶん手がかかっておられるのですね。
そんなご自身ののかんざしのオリジナリティはなんだと思いますか?
檸檬さん
「木製」「日常につけられる」「可愛い」点が
かんざしとしては珍しくオリジナリティがあると思います。
飾りの部分に注目されやすいのですが、
軸の部分を手間暇かけて作っていて、メインの部分だったりします。
強い素材を使った上に塗りも何度も重ねているので丈夫です。
そのうえ、軽いので使い心地もよいです。
木製のかんざしを使って折れてしまったことが
ある経験がある方にはぜひ使ってもらいたいです。
(「蓮の丸玉かんざし」
丸い玉の部分も木で出来ていて、蓮の花は手描きです。軸は根来塗り風に研ぎ出して模様を出しています)
―飾りとともに、軸の部分に手間暇かけてらっしゃるのは、興味深いです。
では、かんざし作りで一番大切にしていることはなんですか?
檸檬さん
折れないことです。
その次に、つけると楽しい気分になる、
可愛いかんざしになるよう作っています。
ぶら下がりかんざしの飾りの部分は
物語を考えながら作ることが多いです。
(「桜のかんざし」
イチョウ型のかんざしです。桜の花を層になるように塗込んでいるので奥行きのある模様になっています)
―やはり、実用性と使う楽しさのバランスが
大切なのでしょうね。
これはすべてのアクセサリーに言えることでもあるのでしょうが…。
さらに、海外でも檸檬さんのかんざしがご紹介されているとのこと。
その経緯は?また、海外ならではの反応などありましたら教えてくれますか?
檸檬さん
ありがたいことに知り合いの縁からと、檸檬のサイト経由から
海外の方に手に取っていただけることが多いです。
海外の方だと派手なかんざしが好まれるようです。
アジアのイメージなのだと思います。
西洋圏に出かけると必ず箸で髪をまとめている人を見かけます。
そのせいか、結構みなさん上手にくるくるっとかんざしをつけられます。
―箸で…!それは意外な箸の使い方です…!
では、かんざし作りのアイデアはどこから思いつきますか?
檸檬さん
家の中にこもって作っている時よりも
散歩中など何かしているときにふと思いつきます。
―散歩中ですか。外には自然から感じるインスピレーションが
きっとあふれているのでしょうね…!
さて、今回はここまで。
後篇では、かんざしを日常使いしているという檸檬さんに
もっとかんざしの楽しさを語っていただきますよ!
お楽しみに!
■檸檬(れもん)さん プロフィール■
1978年岡山生まれ。現在、東京在住。
2006年より「かんざし檸檬」を屋号として、
かんざしを中心に木を使い製作・販売を始める。
「アクセサリーのように毎日使える 木を使ったハンドメイドのかんざし」
がコンセプト。
アートイベントや百貨店を中心に活動中。
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