「優しさ」の公式 | 人生に悩む看護師の方へ

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看護師専門の相談員、福満一樹がご相談をお受けします。

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ありがたいことに、最近よく言われる言葉があります。


それは「優しい」です。


直接お話ししている患者さまもそうなんですけど、話を聞いている場面を第三者的に見ている人に特に言われます。


あまり自覚は無かったので、少し驚いたのですけど、分析も兼ねて一回文字にしておきたいと思います。


僕の考えた優しさの公式。


優しさ=口を挟まず話を聴く+相手の話に表情を合わせる+肯定的な相づちを打つ+時々目をそらす+ありがとうございますと言う+自分が話す時は許可を取る+首を縦にしっかり動かしてうなずく+敬語


では分解してお伝えします。


口を挟まず話を聴く。これにも公式があって話を聴く、話すの公式は8:2。もちろん聴く8、話す2。人は自分の話を聴いてくれる人の話しか聞きません。これは間違いなくお伝えできる黄金率です。


相手の話に表情を合わせる。辛い話を聴くときは眉をひそめる、顔をしかめる。楽しい話の時には笑顔。相手に共感していることを伝えられます。


肯定的な相づちを打つ。はいはい。うんうん。たしかに。同意できない話の時は、「そうなんですね。」と返す。【でも】【だって】は禁句。肯定的な相づちは、相手に安心感を与えます。


時々目をそらす。原則、目を見て話しを聴きます。一方でジーッと目を見ていると相手も自分もしんどくなってくるので、相づちのタイミング、うなづくタイミングで目線を上に上げます。真剣に話を聴いていることを伝えられ、かつ威圧感を与えず安心して話をして頂けるようになります。


ありがとうございますと言う。目の前の人は、命の時間を使って、目の前に居てくれています。そこを忘れずに。最低でも話しの始めと、終わりには、ありがとうございますと言います。感謝の思いが土台にあると、話を聞いてあげているといったような、傲慢さを抑えられます。


自分が話す時には許可を取る。ひとつお伝えしたいんですけど良いですか?とお声掛けして話します。アドバイスの時はさらに配慮。アドバイスと言うと恐縮なんですけど、お伝えして良いですか?と声掛けをします。許可なきアドバイスは人生の迷惑メール。求められていない自分語りや自慢話も同じです。


首を縦にしっかり動かしてうなずく。これをしないと、相手に話を聴いていることは伝わらないと僕は考えます。なので、大きめに首を動かして聴いていることを伝えます。真剣に話を聴くことを行動に現すと、こういうことです。同意できない話の時は、少し顔をしかめて小さくゆっくり縦に動かしてうなづきます。


敬語。少なくとも仕事で接する人と話す時、敬語は絶対です。あなたを尊重していますよと伝えるために言葉使いはとても大切。例えば、人生の先輩であるご高齢の方へ、赤ちゃん言葉とタメ口をきいておいて、私は患者さんを尊重してます!は通りません。まずは言葉の語尾に、です・ますをつけて話すことから始めると良いです。



ではおさらいです。


優しさ=口を挟まず話を聴く+相手の話に表情を合わせる+肯定的な相づちを打つ+時々目をそらす+ありがとうございますと言う+自分が話す時は許可を取る+首を縦にしっかり動かしてうなずく+敬語


お役に立てば幸いです。






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福満一絆という名前で、

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【自己紹介】

45歳、男性、看護師・公認心理師。


コーチ、カウンセラーとして年間200件近いセッションを行ない、介護員、准看護師、看護師として病院で働いた経験は20年を超えます。


病棟主任として、新人教育担当者として、プリセプターとして、さまざまなご相談にも乗り、お話しを聴いてきました。





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