そうめんと冷麦の違いが分かる男を目指す池田ですこんばんは。
ブログタイトルに「草食系」と冠してはいますが、その括り自体アバウトな部分があるので、どんな人が当てはまるのかと聞かれても答えるのは難しいです。
今日は、そんな「草食系」と分類されるかどうか微妙な、ある友人の話をします。
◇傷モノ◇
人間的にオススメで、彼女ができた事のない「草食系男子」は、僕からかなりオススメしたい‘物件’です。
それとは少し違い、扱いは難しいけれどマッチさえすれば凄く上手く行く‘物件’があります。
それが「傷モノ」。
どういう事かと言うと、心に傷を持っている男性ですね。
程度によりますが、恋愛の傷であれば、そこを癒せる形で付き合えば、浮気も何も考える必要がないぐらい深い絆を築けます。
例えば、僕自身がそうです。
◇どんな傷か?◇
人によって、傷の形も深さも違います。
さらに、そういうものは他人に見せるものではありません。
特に異性には見せたくないという人も多いです。
僕のその友人は、‘喪失’系の傷です。
フラれたわけではなく、相手が亡くなったわけでもないです。
突然居なくなったのです。
いじめにあっていたのか、家庭の事情かはわかりませんが、とにかく急に転校し、思いを伝えるチャンスもないまま居なくなったんだそうです。
その友人自身がいじめにあっており、学校生活及び、人生の中での唯一の救いがその女性の存在でした。
彼女への想いだけで、辛い世界の中で踏ん張っていたのです。
その友人が凄いのは、その状態からいじめを克服した事です。
喪失を機に何かがフッ切れた(ブチキレた、ともいう)のか、陰湿ないじめに真っ向から立ち向かい、叩きのめしたんだそうです。
◇人の痛みがわかる◇
命がけで他人を好きになった人間でなければわからない「深み」というのがあります。
彼のような人間には、それがあります。
また、追い詰められる苦しみ、孤独の辛さを知るからこそ、他人のそういう部分を思いやれます。
そういう内面的に深い男性は、結婚向きであり長く付き合えるでしょう。
軽薄な浮気男にうんざりした人には特にオススメです。
◇傷の触れ方が問題◇
その友人、話していても実に深く物事を考えていて、頼りになるんですけれど、やはりその頃の傷は今の彼の生活にも大きな影響を与えています。
「喪うのが怖くて、異性と深く付き合う事ができない。」というのが強烈な悩みです。
異性に限らず、人と接していても常に不安で仕方がないのだそうです。
いじめを受けていた頃の影響もあって、「いつ手のひらを返されるかわからない」「調子良い事を言っていても、腹の中では自分を蔑んでいる。」とどこかで感じてしまうとか。
その態度を「素っ気無い」とか、「何を考えているかわからない」などと突き放されては、いつまで経っても理解は深まりません。
彼は20代後半なんですが、その経験から10年経った今でも、不意に人に触られると「ビクッ!」と急反応して身構えます。
こういう人には、刺激的なアプローチではなく、「安心」を与えてあげるようなアプローチが必要かと思います。
時間をかけてじっくりと会話を重ねてほしいです。
◇見分け方◇
人の痛みのわかる深い人なのかどうかは、パッと見ではわかりません。
狙って出会うのも無理でしょう。
そこでオススメしたいのが、いきなり踏み込むやり方。
会社での付き合いでは、社交辞令など、人間の心の表面をなでるようなやり取りが殆どで、ビジネスに支障を来たさない程度に付き合えればそれでいいですよね。
それとは逆に、興味ある異性の内面を見るためには、踏み込む必要があります。
いきなりとんでもない質問をぶつけてみるのも1つの手です。
「もしかして、昔女性関係で酷く傷ついた事があります?」とかズバリ言っちゃっていいかと。
女性にとって望ましい部分を多く持っているこういう「傷モノ男性」。
自分からのアプローチが難しく、出会いに困窮しています。
あなたの心が求めた時、是非探してアプローチしてみてください。