先日 急に 子供たちの高校受験の事を思い出した。
現在25歳の長男は 朝が苦手の夜型人間で、保育園からずっと ギリギリ登校![]()
その為 受験する高校の選択条件は「近い」事が重要だった![]()
本人が、内容的に行きたかった高校は遠く、自宅から車で駅に送っても
電車の乗り換えもあり、登校時間に間に合う為には かなり早朝に家を出なければならない![]()
その上 この学校は「文武両道」をモットーとしていて、運動面の厳しさでも知られていた。
長男は、運動が苦手。健康を維持するための体操とか、ゆるゆるランニングとかを体育としてやってくれれば良いのに…と常々言っていた。
結果、近くで唯一の 一応「進学校」とされる県立高校の「国公立大学を目指すクラス」に入った。
ところが入学してみると 進学校とは名ばかりで、授業中の私語が多く 生徒も教師も体育会系が幅をきかせている、長男にとっては残念な学校だった![]()
結果、高校2年の3学期の終わりに我慢の限界となり中退して、その年の夏に高校卒業程度認定試験を経て、その後 国立大学に進学する流れとなった。
大学生になってから、長男は自分がお世話になった学習塾で 講師のアルバイトをさせて頂いていて、学校生活や受験に悩む子供たちに「学びを諦めなければ 選択肢はある」ことを 自分の言葉で伝えられたのは、高校中退からの大学受験という体験があったからこそ…と、本人も感じていた。
長男が高校を中退した頃、私の母の介護が必要となり 同居を始めていたので、長男は「大好きなババちゃん」の介護を進んで手伝ってくれて、殆どの時間をベッドで過ごすようになった母に 温かく寄り添ってくれた![]()
このことも、高校を中退して自宅に居る時間ができたから得られた経験![]()
夏の暑い中 希望校の見学に親子で行ったり、模試の結果に一喜一憂したり…
色々あったけれど、全ては良い思い出となっている![]()