私は 幼稚園の年長組から小学校2年生になる迄を 父の転勤先の御殿場市で暮らしていた。

 

小学校1年生の時の 子供会のハイキングでの事、私は2年生の「今日子ちゃん」と手をつないで歩いていた。

 

仲が良かったからではなく、年齢の近い相手と手をつないで歩くことになっていたから組まされた相手。

 

特に何か話すでもなく歩いていると、突然 今日子ちゃんが私を押したびっくり

 

よろけた私は、道の脇にあった用水路に落ちてしまったガーン

 

用水路といっても 水は殆どなかったが、深さが1メートル弱。

 

私は 何が起こったのか理解できず ただ「えッ⁈」って感じだったから、たぶんボンヤリしたような表情をしていたと思う。

 

直ぐに、他の子供たちが 私が落ちた事を引率者に伝えてくれた。

 

この時の引率メンバーに 私の父もいたので、父が 用水路から引き揚げてくれた。私に ケガは 無かった。

 

私は ここまでは覚えているけれど、自分が泣いたりしたのか ハイキングが その後どんなだったか 全く記憶していない。

 

ショックだったんだと思う。

 

「今日子ちゃんが押した」って事は 話したみたいで、後日「今日子ちゃんは 日ごろから お姉ちゃんがいる私を羨ましく思っていて、何となく”押してしまった”らしい」と聞かされた。

 

そんな理由で、用水路に落ちるのがわかっていて 人を押したりするんだ…

私は「いじわる」をされたんだ…

 

初めての経験だった。

 

確かに、今日子ちゃんの話し方には 少しトゲがあるように感じてはいたけど…

 

今日子ちゃんは お姉ちゃんが欲しかったのかも知れないけど、私は「お兄ちゃん」のいる今日子ちゃんに「いいなぁ、お兄ちゃんがいて」って 思っていた。

 

だけど 私の場合は「いじわる」には 結びつかなかった。

 

その後の今日子ちゃんは、あの時の事を 思い出したりしたかなぁ…

大丈夫だよ、恨んだりしていないからニコニコ

 

”ひとの気持ち”って複雑なんだって事を 知る機会だったんだよね上差し

 

ただ この事があってから、何となく「今日子」っていう名前に対して 近寄ると刺さりそうなものを感じてしまっている自分がいた。

 

それから約20年後、仕事先で「今日子」という名前の人と出会った。

 

この今日子ちゃんに「トゲ」は全く無く、5歳年下で 甘えた話し方をする 可愛い性格の人だった。

 

NEW今日子ちゃん?の おかげで、私の中の「今日子」という名前に対する 変な思い込みが 解消された照れ

 

そう言えば、聖子ちゃん&明菜ちゃんは好きだったけど、キョンキョンは 当時の私にとっては圏外?だったなぁ…こんなところにも影響してたのか…えー