我が家の長男は、公立高校を3年生になる直前に中退した。
高校を辞めたい理由は色々あったけれど何とか頑張って通っていた長男だったが
2年生の3学期のある日、限界を感じる出来事があり、その日に決断して担任の先生に手続きをお願いした。
長男は、その年の夏に高等学校卒業程度認定試験を受けて、その後 国立大学に進学して無事卒業した。
それでも、頻度は減ったものの 今でも時々悪夢を見ると言う。
決まって舞台は高校だそうだ。
そんな時は必ず「もっと早く辞めていれば良かった」と呟く。
世間からは「甘い」と言われるかもしれないけれど、私は心が削れるような我慢をする必要はないと思っている。
学校に関して言えば、本人に学びたい気持ちがあれば いくらでも方法はあるのだから、通うのが辛いような学校は辞めたってかまわないと思う。
長男が高校に疑問を感じているのはわかっていたし、無理はしなくて良いとも伝えていたけれど、何でも話してくれていると思っていた長男でさえ、きっと私に伝えるまでに 既にかなり我慢をしていたんだろう。
今は自分のやりたい事を仕事にしつつ、趣味も楽しんでいる長男![]()
高校の悪夢を見なくなる日も近いと思う。