第ニ章 「かまってちゃん」の形態
「かまってちゃん」
と一口に言っても、
その人物と
「かまってちゃん行為」
を繰り広げるサイトとの関わりによって3つの形態がある。
【1】「来訪者」の「かまってちゃん」
平和に運営されていたサイトにどこからともなく現れて、
わけの解らない投稿を繰り返して場を混乱させる不届き者
サイトの管理人や住人にやり込められるか、
荒らし飽きて次の獲物が欲しくなるかして、
どこかへ去っていく。
【2】「参加者」の「かまってちゃん」
これは、
以前からそのサイトへ投稿をしていた人。
その常連さんが、
他の参加者に対して、
「○○さん、
サボってないで、
早く投稿しに来てくださいよ」
などとうるさく投稿を要求したり、
個人的な日記等そのサイトの本来の趣旨から外れている自己中心的な投稿を行ったりして、
「かまって欲しいぞサイン」
を発信し始める。
リアルで相手をしてくれる人が居ないのか、
自分がそのサイトの主導権を握りたいのか、
それともただ単に荒らしてみたくなったのか、
意図は解らないが、
こういう行為はマナー違反。
【3】「管理人」の「かまってちゃん」
サイトの管理人自身が、
名指しで投稿を催促したり、
どうしてそのサイトでそんなことをやるんだか意味不明なわけの解らない企画を唐突に立ち上げて、
「さあさあ、
みんな参加してくださいよ!」
と言い出したり、
もっとウザイのは、
サイトの参加者やリアルの知り合いにわざわざメールを送信して投稿を頼み込むなど、
そのサイトの私物化を始める。
「サイトの運営に関しては、
管理人に決定権がある」
のがネットでは一般的だが、
それは、
「管理人は絶対王権を有する支配者である」
ということではない。
それぞれのサイトには、
参加者と共に醸成してきた暗黙のルールや、
共有しているテーマ、
話の流れなど、
管理人であろうとも勝手に踏みにじってはいけないものが存在する。