彼は 11月から一人登下校している。
それまでは 登下校は送迎していた。
新学期から 一人で途中まで下校していたが 担任の先生が尾行していた。
彼が一人登下校の練習を始めたのは クラスで一番先だった。
しかし 同じクラスの子供たちは もうすでに 一人登下校を完成させていた。
ある日 彼は クラスの中で自分だけ 一人登下校ができていないことに 気がつき、「一人で 学校 行く」と 言い出した。「ママ いらない(来なくていいという意味)」
唖然とする 私を尻目に 元気に手を振って エレベーターに一人で乗り込んだ。
私は すぐさま 尾行をし 学校へは 着いたかどうか 電話していた。
3日ほど たったら 先生の方から 「電話しなくても 遅いようだったら 電話します」と 言われてしまった。
登校時は 通勤時間が重なり 道には大人が歩いているし 他の子供たちも沢山歩いているので あまり心配はない。
だが 下校は そうはいかない。
不審者が心配だし 人もまばらな所で 心無い子供たちに いじめられることも 想定される。
とっても 心配なのだ。
彼の弟が 昼寝をしていたら 迎えに行かないが おきていたら 尾行がてら 迎えに行くことにしている。
抜き打ち チェックとも いえよう。
だが 今日は 失敗してしまった。
通学路から外れたポストに寄ってから 通学路に入ろうと思い 家を出た。
ちょっと 遅めの時間だったので 急ぎ足で。
思いっきり 行き違いをしてしまった。
通学路に出ても 彼の姿は見えず もうMSについているのでは?と あせった。
あせっても 彼の弟を抱っこしていて 走れるはずもない。
MSの近くまで行くと 「ママ~!」と 大きな声が聞こえた。彼だ。
私も 「○○~」と 彼の名を呼び 彼も気がついた。
インターホンを何度押しても 応答がなく 途方にくれながら そして 顔をくちゃくちゃにして泣いていた。
目は かなり長い間 泣き続けていたようで はれていた。
もう 反省。
ポストなら 彼を見つけてから 行けばよかった。
いっぱい 彼に謝ったけどね。
それにしても 玄関で大声で叫んでいて MSの誰も彼に声かけてくれた様子がない。
我関せずなんだろうが 聞こえないはずがない。
そんなもんなんだろうなぁ。