前回の続きです
時代は大体1500年代くらい?
年齢は18歳前後の西洋人の女の子。
裸足で薄汚い服を着て、
牢屋の隅で膝を抱えてました。
"首を鎖で繋がれて。"
はい、予告編で見たやつですね。笑
初っ端から暗くて重くて
どうしようかと思いましたが、
ここに答えがある。と確信していました。
そこで感じていた感情は
"怖い"
"傷つけられそう"
"ここから出たい"
"家族に会いたい"
心細くて不安で、
実際の私も何故だか涙が止まりませんでした。
そこから過去世での時間を少し進めてみても
状況は変わらぬまま。
ですが私の心からは
感情が消えていました。
完全に「無」の状態。
僧侶が達する無の境地とかではなく、
深い絶望と諦め。無気力。
何もかもどうでもよい。痛みさえ感じない。
私は心を完全に閉ざし、
生きながらに死んでいるようでした。
なぜこのような事になってしまったのか?
その場面に行くと、
そこは昔のヨーロッパの市場のような場所。
そこに母とフルーツを買いに来ていました。
姿形は違えど、今の母だとすぐに分かりました。
そして何の前触れもなく、
兵士のような人達に私だけ
拐われてしまったのです。
「なぜですか?」とありささんに聞かれた時、
「魔女だから。」
と考える暇もなく答えました。
③へ続く

