癌の原因にはいろいろなことが考えられていて、複雑です。これが原因ですとは簡単には言えないと思います。しかも検査でわかる大きさになるまでにはものすごく時間がかかります。ただ、うちの夫とブロ友さんのご主人は同じことを言われていました。
原因は胆石かもしれないと。「かもしれない」という言い方ですが二人とも同じことを言われている・・・。もしかしたら統計上なんらかの因果関係がわかってきているんだろうかと考えていました。2か月くらい前だったと思いますが銀座みやこクリニックの先生のブログではっきりと胆のうがんの原因としてあげられていました。タイトルは「胆のう癌」となっていましたので、いわゆる胆道癌全般のことなのかはわかりませんでした。
①胆石 ②胆のうポリープ ③胆のう腺筋症 ④膵・胆管合流異常 ⑤農薬などに含まれる化学物質 ⑥赤唐辛子
②の胆のうポリープは癌の原因として知られていると思いますが、ほとんどは良性で癌化はしないといわれています。ある程度の大きさになると問題になるようです。
③の胆のう腺筋症は初めて知った言葉でした。これもネットで調べた限りでは癌の原因とは考えられていませんでした。ただ、やはりこちらも状態によっては癌化する心配もあるという風なことでした。
④の膵・胆管合流異常については、古いブログだったと思いますが、「自分は膵・胆管合流異常だということは20年くらい前に検診で聞いていたが、癌になりやすいとは聞いていなかった。なぜもっと早く教えてくれなかったんだ」と書かれていたものがありました。本当にそうだと思います。癌になってから言われても悔しいだけです。
⑤の化学物質ですが印刷所勤務の人に多かったとニュースになっていたことがありましたね。今はもう使われていない物質かもしれませんが。
⑥赤唐辛子は刺激物として癌の原因になると聞いたことがありました。
胆石にしても膵・胆管合流異常にしても、癌の原因になるとわかったのは最近なのかもしれません。もしかしたらまだ多分そうだろうくらいなのかもしれません。実際に言われたのは、「かもしれない」という言い方でしたから。でも、そういうことが分かったのなら、検査者が正しい知識を持っておくことが癌の早期発見には欠かせないと思いました。胆石や膵・胆管合流異常が胆管癌の原因になる、なるかもしれない、ということが、現在、どのくらいの医療者に知られているのでしょうか。
医師だけでなくエコーを見る検査技師の方の常識として、「胆石や膵・胆管合流異常が癌の原因になる、なるかもしれないので、そういう人はよりしっかり見る」ということが医学界の常識になれば、症状が出る前に見つかる人が増えると思います。
医療従事者の常識になって初めて一般の人の常識として広まっていくと思います。膵臓がんで家族を亡くされたブロ友さんたちが、膵臓がんで亡くなる人を減らすためには早期発見が大切なので膵臓癌検診を広めたいとおっしゃっていました。胆管癌も同じく早期発見が難しい癌です。あまり知られていない癌ですから、こういう癌もあると知ってもらって検診を受けて丁寧に診ていただきたいです。
先日「友情」というドラマがありましたね。ご覧になられたでしょうか?わたしは見れませんでした。あとで見たくなるかもとはちらっと思いましたが、録画もできませんでした。もし癌種が違ったら録画くらいはしておいたかもしれません。そして見たらきっと、信頼できる医者の友人がいてくれることに嫉妬したと思います。そういう人がやっぱりうらやましいです。(心の狭いブラックすみれです)