プロクター・アンド・ギャンブル・インド(P&G)のゴパラン社長は最近学生と話した中で、新しいリーダーシップの特長として、共感と感情指数(EQ)を強調しました。また、インディアン・ホテル・カンパニーのリーダーシップ研修において取り上げられる4つの特質の中には「謙虚さ」と「人間性」が含まれています。
企業や組織ではリーダーに対して、以前にも増して共感や謙虚さという特質を求めるようになってきています。かつては同僚の屍を乗り越えて出世し、会社を急成長させた経営者がヘッド・ハントの標的でした。しかしその時代は過去のものになりつつあります。
最近の企業等がヘッド・ハント会社に求める経営者の特性は、その協調性や、誤りを認める素直さなどです。一世を風靡したトップダウン型の経営では、もはや複雑化した今の時代に対応することが難しいのです。さらにミレニアル世代の職場への登場も経営のあり方に影響を及ぼしています。
「人の話を聞ける能力と聞こうとする気持ち、また心と気持ちで経営を行なおうという意思が、今後最も重要な成功要因になります」と P&G ゴパラン氏。
会社経営者に限らず、例えば町内会で優れたリーダーシップを発揮している人は、人の話をよく聞き、町内会の一人一人に細やかに気配りをしているものです。人は究極的には命令や号令によっては本気の力を出さず、「会長の言う通りだ」「何とか少しでもお役に立とう」という納得と献身的意欲で全力を発揮するのではないでしょうか。
周りの人への共感、謙虚な態度を忘れずに日々の精進を続けたいと思います。
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