首都デリー・グルガオン地区もようやくこのところ暖かくなってきましたが、ホームレスに朝晩は冷え込みが厳しい日もあるでしょう。
彼らの避難場所としてのシェルターがデリー市内各地にあるのですが、NGO の調査ではシェルターを利用するホームレスは全体の22%ほどと推定されます。なおデリーのホームレスはいずれ10万人に達する言われています。参考までに、日本全国のホームレスの人数は厚生労働省の調査 (2018年1月時点) で5,000人弱です。
NGOの調査対象となったのは193シェルター。このうちトイレはほぼ全てにありましたが、シャワーがあるのは118。ただお湯が使えるのは73、冬場の水シャワーは体に悪そうです。高齢者・障害者用のトイレを備えているのは33のみでした。
キッチンがあるのは14施設のみ。インド人は本来の習慣として毎食作り立ての食事をとるのでキッチンの存在は貴重です。また、浄水 (RO, Reverse Osmosis) を提供するのは88シェルター。
監視カメラ設置は31だけでした。シェルターは見知らぬ人たちが集まって生活するので、寝ている間などの盗難が後を絶ちません。
デリー中心部ではさすがにあまり目にしないものの、少し郊外に行くとボロ服をまとって道路に寝そべっているホームレスをたびたび見かけます。この国は幸いフリー・ミールなどもあり、病気で動けなくならない限りはそうそう餓死はしないようになっています。
シェルターがさらに改善され、ホームレスらの安らぎと憩いの場になることを切に願います。
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