こんにちは
癒し系霊能師の凪です
東海地方まで梅雨明けしましたね!
関東地方も今週には梅雨明けするとのことですが、
既に梅雨明けしたかのような暑さが続いてますね
今日は「土用の入り」です。
「土用の丑」でよく聞く言葉ですね。
その、「土用」と「丑」の話をしたいと思います。
『土用とは?』
土用というと夏を思い浮かべる方も多いと思いますが、土用は各季節にあります。
最初の日を「土用入り」最後の日を「土用明け」といいます。
世間一般で言われる夏の『土用丑の日』について、
2016年の日にちは、 7月30日(土)です。
陰陽五行説で、春・夏・秋・冬をそれぞれ木・火・金・水とし、
土を各季節の終わりの18日間に当てはめたことから、
立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間を土用といいます。
次の季節へ移る前の調整期間といったところでしょうか。
一般的には立秋前の18日間の夏土用をさします。
この期間を暑中と呼び、暑中見舞いを出す時期でもあります。
五行とは、木行・火行・土行・金行・水行。
木行:春
火行:夏
土行:季節の変わり目
金行:秋
水行:冬
このような季節の象徴となっています。
『丑の日とは?』
十二支の「子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、兎(う)・・・」の丑のこと。
この十二支は、『今年の干支』というように、年を数えるときに使われるだけでなく、
方角や、月、そして日にちを数えるのにも使われるのです。
つまり、約18日間の『土用』の期間のうち、
12日周期で割り当てられている十二支が『丑の日』の日が、
『土用丑の日』なのです。
『なぜ、土用の丑にウナギを食べる習慣が出来たの?』
その由来については諸説ありますが、
一番有名な説は・・・
江戸時代、うなぎ屋がうなぎが売れないで困っていることを、
平賀源内に相談しました。(平賀源内は、江戸時代の万能学者であり、発明家 )
この時の、
「“本日丑の日”という張り紙を店に貼る」
という平賀源内の発案が功を奏し、うなぎ屋は大繁盛になったのです。
ちなみに、これがヒットした背景に、当時は、
「丑の日にちなんで、“う”から始まる食べ物を食べると夏負けしない」
という風習があったそうです。
これを他のうなぎ屋もこぞって真似するようになり、
次第に「土用丑の日はうなぎの日」という風習が定着したとされています。
実際には土用丑の日は、
春夏秋冬4季にわたってあります。
なのに、現在うなぎを食べる習慣があるのは、『夏の土用丑の日』だけです。
これは、当時の平賀源内が起源とされる、
うなぎを食べる風習が『“夏の”土用丑の日』だったから、
現在「土用丑の日」と言えば、夏の土用丑の日となるのです。
また、本来ウナギの旬は冬のため、
以前は夏にウナギはあまり売れなかったそうです。
売れないウナギの販促のため、
旬ではない“夏”という時期にウナギを食べる風習を根付かせたという説が有名です。
『土用』にちなんだ豆知識
うなぎ、梅干し、瓜、うどんなど「う」のついた食べ物
土用の丑の日のうなぎは有名ですが、昔からこの日に「う」のつくものを食べると病気にならないといわれてきました。
例えば「梅干し」「瓜」「うどん」など。いずれも、食が細くなる夏に食べやすいものですね。このような言い伝えは先人たちのありがたいアドバイスともいえるわけです。
他にも「土用~」という食べ物があります。
土用餅 土用しじみ 土用卵
夏土用に入って3日目が晴れれば豊作、雨が降れば凶作といわれています。
この豊凶占いのことを「土用三郎(どようさぶろう)」といいます。
土用の虫干し・土用干し
夏土用の時期に、カビや虫の害から守るため、
衣類や書物に風を通して陰干することを土用の虫干しといいます。
また、この期間は田んぼに水を入れず、土をひび割れ状態にします。
これは雑菌の繁殖を抑える効果があり、根がしっかりと張るんだそうです。
梅干しの天日干しもこの時期です。
土用にしてはいけないこと
・土を犯してはいけない(土を掘り起こしてはいけない)。
土用の期間は、土を司る土公神(どくしん・どくじん)という神様が支配するといわれ、
土を動かしてはいけないとされてきました。
今でも、家などを建築する際、土を掘り起こしたりする基礎工事などは
土用の期間をはずす方が多いようです。
土用は季節の変わり目ですから、
農作業で体調を崩さないようにとの戒めもあると思われます。
土用の間日(まび)
土用の期間中土を掘り起こしてはいけないとなると、
いろいろと支障が出てきそうですね。でもご安心あれ
土公神が天上に行き、地上にいなくなる「間日(まび)」が設けられているので、
この日は作業をしてもいいとされています。
冬土用の間日:寅・卯・巳の日
※2016年は1月21日・22日・24日・2月2日・3日
春土用の間日:巳・午・酉の日
※2016年は4月17日・18日・21日・29日・30日、
5月3日
夏土用の間日:卯・辰・申の日
※2016年は7月20日・21日・25日、8月1日・2日・6日
秋土用の間日:未・酉・亥の日
※2016年は10月20日・28日・30日、11月1日
土用の過ごし方
・土を掘り起こす作業をしない。
夏土用
・暑中見舞いを出す。
・衣類や書物の虫干しをする。
・梅干しの天日干しをする。
・薬草などを入れたお風呂に入る。
・うなぎや梅干しなど「う」のついたものを食べる。
参考になったでしょうか?
夏バテしないように、しっかり水分補給をして
楽しい夏を始めて下さいね
最後まで読んでくださってありがとうございました