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どうして私はお気に入りの絵本を思い出せないのだろう


そう思ってはたと気がついた


私が繰り返し繰り返し「読んだ」のは絵本よりレコードだった。


当時はLPレコードにいくつものお話が録音されているものがあった。読み聞かせ+音楽と効果音つき


今ならDVDの立ち位置ですね。(そんなの無いし。 録画すらまだ出来ない。昭和はそんな時代なの)


ジャケットには ベタ塗りの稚拙なイラストが場面ごとに数カットあるだけ。


それを家の無駄に大きいプレーヤーで何度も何度もそれこそ擦りきれるほど聞きました。


画用紙にクレヨンでお話の絵を描きながら


粘土でなにか作りながら


ちょっとした台詞の間も暗記するほど聞きました。


レコードになるくらいだからスタンダードなお話「不思議の国のアリス」とか……をしかも結構 容量の関係ではしょられた内容。


でも私の頭のなかには  アリスがぐんぐん大きくなった時の光景や   バターつきパンの蝶が飛び回る様子が鮮やかに浮かびましたし  不思議な飲み物の味が舌の上に広がりました。


そのまま活字に移行してしまったので 息子を生んで出会った絵本の世界に息子そっちのけで夢中になったのかもしれません。


今はオーディオブックとかがアプリで手に入りそうですよね。スマホって凄いわ。


今、子供の集団指導をしていて「耳から情報を受けとる体力」に個人差を感じる事が多いので


耳から絵本


時には良いかもしれないと思うのです。





僕は絵本よりおやつ


昭和生まれの独り言でした(^^)