こんにちは
石巻市で不安を抱える人のカウンセリングをしております。
となりのカウンセリング石巻の佐々木です
カウンセリングをしている中で、「あれも心配。これも心配」といろいろなことが不安や心配という声をいただきます。
不安や心配が多いことで、自分の気持ちを言葉にすることが出来ない
行動に時間がかかって、仕事やタスクが終わらない
やらなきゃいけないことは分かってるのに、なぜか手が動かない
気づけばずっと考えてばかりで、一歩踏み出せない
そんなふうに、不安や心配が頭から離れず、行動が遅くなってしまう人は少なくありません。
実はこの状態には、ちゃんとした心の仕組みがあるのです
ただ「もっと頑張ればいい」「気にしすぎ」と言われても解決しないのは、心の根っこにある「安心感の不足」が関係しているからです。
不安や心配が強くなる背景には、いくつかの要因があります。
① 失敗や間違いを強く恐れている
過去の経験から、
「失敗=責められる」
「間違い=評価が下がる」
と感じている人は、行動する前に必要以上に心配してしまいます
② 完璧であろうとしすぎる
「中途半端はダメ」
「ミスしたら迷惑がかかる」
など、❝完璧じゃないと意味がない❞という思いがあると、一歩がとても重たくなります
③ 不安を感じやすい気質
もともと繊細で、まわりの刺激や反応に敏感なタイプの人は、「まだ起きていないこと」への想像力が働きすぎてしまうことがあります。
これは性格ではなく、脳の反応として自然に起きていることです。
私たちの脳は、❝安心できる見通し❞が立っていると落ち着きます。
逆に、先が見えないと「このままで大丈夫かな?」「失敗したらどうしよう」と警戒モードになり、不安や心配がふくらみます
つまり、不安や心配が強い時というのは、
「何が起こるか分からない」
「自分には対応できないかもしれない」
と感じている状態。
これが行動をストップさせるブレーキになっているのです。
じゃぁ、どうすればこのブレーキを外すことができる?
それは、①紙に書くこと!②小さな一歩を決めること!③不安があってもOK!と認めること
この3つです
一つずつ説明していきます
①紙に書くこと
これは、「何が不安なのか」を分けて書きだします。
不安や心配は頭の中だけにあると、どんどん大きくなります
「何が」「どんな風に」不安なのか、紙に書き出して見える化してみましょう
すると、
→ 「実際に起きる確率は低いかも」
→ 「これは考えても仕方ないことだった」
と気づけることがあります。
② 小さな一歩を決めておく
「完璧にやろう」「全部こなさなきゃ」と思うと、余計に動けなくなります。
まずは5分だけやってみる、一項目だけ手をつけるなど、❝自分にとってハードルが低い行動❞を設定するのがポイントです。
大事なのは自分にとってですよ?
周りと比べる必要はないし、関係ないので、必ず自分にとってハードルが低い行動にすること
③ 「不安を感じてもOK」と認める
不安や心配は、「あってはいけない感情」ではありません
それは、「ちゃんとやりたい」「大切にしたい」という気持ちの裏返し
むしろ不安があるからこそ「自分を守ってくれている」ということ
だからこそ、「不安を感じてもいい。その中でできることを少しずつやっていこう」という考え方に切り替えると、心が軽くなりやすくなります。
不安や心配が強くて動けなくなるとき、それは「心が弱いから」でも「やる気がないから」でもありません
むしろ、❝物事に真剣に向き合っているからこそ、慎重になっている❞とも言えます
大切なのは、不安を責めず、丁寧に扱うこと、小さな一歩を積み重ねて、自分に安心を与えていくこと、焦らず、でも止まらずに。
少しずつ、自分のペースで前に進んでいけますように
【となりのカウンセリング石巻】
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