こんにちは
となりのカウンセリング石巻の佐々木です
今回からは、「親子関係」をテーマに、3回にわたってお届けしていきます
初回の今回は、「子どもが成長してきたのに、つい口出ししてしまう」そんなお悩みに焦点をあててみたいと思います。
◆子どもが大きくなってきたのに、なぜか心配が減らない
「もう小学生なんだから、自分でやってほしい」
「中学生になったのに、いちいち言わなきゃ動かない」
そう思いながらも、結局あれこれ指示してしまったり、先回りして準備してしまったり……。
親としては「自立してほしい」と願っているのに、なぜか口も手も出てしまう。
このようなジレンマを感じている方は、少なくありません。
◆「心配だから」は表向き、本当は❝コントロールできない不安❞
つい口を出してしまうとき、多くの方が「だって、放っておくとちゃんとできないから」と話されます。
けれど、その背景にはしばしば、「思い通りに動かないこと」への不安や、「うまくいかないときに、子どもが傷つくのが怖い」という気持ちが隠れています。
つまり、❝心配❞の根っこには、「うまくいかない未来を想像してしまう不安」や「親としての責任感」が強く影響しているのです。
◆「言わなければ」ではなく、「信じて待つ」という難しさ
子どもがある程度成長してくると、「そろそろ任せていこう」と頭では理解していても、行動としてそれを実践するのはとても難しいものです。
・ 結局、宿題の管理を親がしてしまう
・朝の準備を手伝ってしまう
・ 失敗しそうなことをすぐに止めてしまう
これは、親として❝サポートしすぎるクセ❞がついているだけでなく、失敗させることへの怖さが強く働いていることも多いのです。
◆「できない子どもを見るのが怖い」ではなく、「無力な自分を見るのがつらい」
カウンセリングではよく、
・子どもが困っているのを見ると、どうしても手を出してしまう
・自分が何もできないのがつらくなる
といった声が聞かれます。
こうした感情には、「親としてどうあるべきか」という強い理想や、「子どもをちゃんと育てなければ」というプレッシャーが関わっている場合が多いです。
つまり、口出しの背景には、「親自身の不安」や「無力感への恐れ」が潜んでいることが少なくありません。
◆子どもとの距離感を整えるには、まず“自分の不安”に気づくことから
子どもとの健全な距離を保つためには、『どこまで手を出すか・どこから見守るか』を判断する必要があります。
そのためにはまず、自分の中にある不安や心配に向き合い、『どこまでが子どもの課題で、どこまでが自分の不安なのか』を丁寧に分けていくことがとても大切です。
カウンセリングで話すことで、自分の中の「恐れ」や「焦り」「理想の高さ」などに気づかれ、少しずつ、今の子どもを信じる姿勢に切り替えられる方も多くいらっしゃいます。
当カウンセリングルームでは、
・子どもに対してつい厳しくなってしまう
・信じて待てず、イライラしてしまう
そんな悩みを抱える方に、丁寧に気持ちを整理していくお手伝いをしています。
具体的な方法として、認知行動療法を用いて、親が感じる不安の根本的な原因を明確にし、その不安にどう対応すればよいかを一緒に考えます。
たとえば、『もし子どもが失敗したらどうしよう』という不安に対して、どのように思考を変えるかを実践的に学んでいくのです。
また、マインドフルネスを取り入れ、現在の自分の感情や思考を認識する練習を通じて、今この瞬間に集中する方法を学んでいきます。
次回は、「大きくなった子どもに、いつまでも手をかけてしまう親の心理」についてお届けします。
『子離れできない』という状態の裏側にある、親自身の心の動きに焦点を当てていきますね
・子どもに口出ししすぎてしまう
・自立を促したいけど、放っておけない
・子どもが失敗することに強く不安を感じる
・親自身の気持ちのコントロールが難しいと感じる
このようなお悩みがある方は、下の公式ライン又はホームページからご相談ください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
となりのカウンセリング石巻では心理学・脳科学を用いてカウンセリングを行うと同時に、「この先困ったこと・悩み・不安や心配などが出来ても自分で解決できる力をつけて卒業していただく」を目的にしております。
また、家族や身近な人のために自身で相談に乗ってあげたい、助けになりたいという方には❝カウンセリングの技術❞を教えております。
下の公式ライン又はホームページからお気軽にお問い合わせくださいませ。