こんにちは
となりのカウンセリング石巻の佐々木です
今回は継続カウンセリングを通して少しずつ変化を実感されたクライアントさんのお話をご紹介します
(ご本人の了承を得たうえで、内容は一部変更しております)
今回ご相談いただいたのは30代の女性。
「職場の上司が怖くて、常に顔色を伺ってしまうんです」とのお悩みでした。
その上司は女性の方で、機嫌が悪いと物に当たったり、口調が荒くなったり、語尾が強くなったりするそうです。
時には無視されることもありました。
クライアントさんは、毎日「怒られないように」「怒らせないように」と、上司の顔色ばかり気にして過ごしていたといいます。
ある日、クライアントさんに非のない出来事で、上司から「なんでこんなことになってるの?!」と強い口調で責められました。
本当は「私のせいじゃない」と思っていたものの、これ以上怒らせたくない一心で、謝るしかなかったそうです。
その日から、夜になると涙が出て眠れなくなり、朝、仕事に向かおうとすると動悸がするようになりました。
「なんであんなに怒られなきゃいけなかったのか」
「私が悪かったの?」
そんなことばかりが頭をぐるぐるして、心がすっかり疲れ切っていたのです。
「もう上司に振り回されたくない。人の顔色を伺うのをやめたい。そして仕事を楽しくできるようになりたい」
そうお話しくださり、カウンセリングを継続していくことになりました。
この方には、認知行動療法という方法を中心に、サポートを行いました。
まずは、日々の思考パターンを一緒に振り返りながら、「自分は上司に対して、どんな考え方をしてしまっているのか」
そして「その考え方はどんな気持ちや行動につながっているのか」を丁寧に整理していきました。
また、上司の言動に対して過剰に反応してしまう自身のパターンを知り、少しずつ「事実」と「感情」を分けて捉える練習もしていきました。
他人の感情を『自分の責任』のように感じてしまうクセにも気づき、「相手の感情=私の責任ではない」と、自分に優しく言い聞かせる練習も重ねていきました。
さらに、伝えたいことを「怖くない形で」伝えるためのスキル(アサーション)も少しずつ練習していきました。
そうした積み重ねの中で、クライアントさんは徐々に上司の顔色を伺う時間が減り、「自分はこう思います」とほんの少しずつ気持ちを伝えられるようになっていったのです
最近では「仕事が楽しくなってきました」「前より笑うことが増えました」とお話しくださり、その表情にも自然な明るさが戻ってきています。
人間関係のストレスは、心と身体に大きな影響を与えます。
特に職場では「我慢しなきゃ」と思いがちですが、心が悲鳴をあげているときには、声を出していいんです。
同じように、上司や同僚、周囲の人との関係でお悩みの方は、ひとりで抱えず、ぜひ一度ご相談ください。
当カウンセリングルームでは、認知行動療法をベースに、今のあなたに合ったペースでサポートしてまいります。
あなたが、あなたらしく働ける日常を取り戻すお手伝いができれば嬉しいです。
カウンセリングの詳細やご予約は、プロフィールのリンクまたはメッセージ、下の公式LINE、ホームページから承っております
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
となりのカウンセリング石巻では心理学・脳科学を用いてカウンセリングを行うと同時に、「この先困ったこと・悩み・不安や心配などが出来ても自分で解決できる力をつけて卒業していただく」を目的にしております。
また、家族や身近な人のために自身で相談に乗ってあげたい、助けになりたいという方には❝カウンセリングの技術❞を教えております。
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