こんにちはニコニコ

となりのカウンセリング石巻の佐々木です照れ


ブログを読んでくださりありがとうございますニコニコ




「うちの子、学校がしんどいって言うんです」


クライアントさんからこんな声をよく耳にします。


朝になるとお腹が痛くなる。


登校を嫌がる日が続く。


放課後も友達と遊ぶより、一人で静かに過ごすほうが落ち着く…。


そんなお子さんの様子に、「これって甘え?それともなにか問題があるの?」と心配される親御さんも少なくありません。


ですがもしかしたらそれは、「集団が苦手」というその子自身の特性から来る自然な反応なのかもしれません。



集団が苦手ってどういうこと?



「集団が苦手」というと、人見知りといった性格の話に聞こえるかもしれません。


しかし、実際はもっと深くて繊細な感覚が関係しています。


たとえば、こんな特徴はありませんか?


・複数人での会話についていけない。


・教室のざわざわした音がストレスになる。


・周囲に合わせようとしすぎて疲れてしまう。


・自分のペースで動きたいのに、集団行動で制限される。


こうした感覚は、HSPや発達特性のひとつとして現れることもありますし、個人の「その子らしさ」として存在している場合もあります。



学校という「集団」の特殊さ



学校は、子どもたちにとっての社会の入り口です。


しかしその環境は、大人が思う以上に独特で、時には厳しいものです。


同じ年齢の子ばかりが集められ、いつも誰かと一緒に行動し、決められた枠の中で過ごさなければならない。



こうした環境は、集団が苦手な子にとっては、まるで毎日がサバイバルのように感じられることがあります。



親としてできることは?



お子さんが「学校がしんどい」と感じているとき、親としてどう関わるのがいいのでしょうか?


ここでは4つのポイントをご紹介します。



  ①否定せず、しんどさに寄り添う



「そんなことで?」と思ってしまう気持ちもわかります。


でもまずは、「しんどいんだね」と気持ちを受け止めることが何より大切です。


家庭が、安心して話せる場所になるよう意識してみてください。



  ②無理に集団に慣れさせようとしない



苦手なことに無理やり適応させようとするのは、かえって心のエネルギーを消耗させてしまいます。


大切なのは、「どうすればその子が無理せず過ごせるか」を一緒に考えていく姿勢です。



  ③学校の先生と連携をとる



「こういう環境がしんどいようです」と具体的に伝えてみるのもいいです。


個別対応の配慮や、静かな場所で過ごせる時間の確保など、学校側と協力してできることもたくさんあります。


  ④子供の好きや得意を大切にする



集団が苦手でも、好きなことに集中できる時間は、その子にとって大きな自信になります。


安心できる環境でのびのび過ごす時間を、日常の中で意識的に持たせてあげるとストレス発散にも繋がります。




お子さんが学校でしんどさを感じるのは、何かがうまくいっていないサインであると同時に、その子なりの感覚や価値観が現れているサインでもあります。


問題として捉えるのではなく、その背景にあるその子らしさに気づくチャンスとして、ぜひ向き合ってみてください。


「集団が苦手って、悪いことじゃないんだよ」


そう親が受け止めてくれるだけで、お子さんはきっと、大きな安心と自己肯定感を感じられるはずです。



最後まで読んでくださり、ありがとうございます。


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