11月17日土曜日、曇り後雨・・・
早朝5時半、南三陸へ向けて出発した。
今回は友人の長谷川くんのお誘いで連れ合いの方々三名と共に、
長谷川くんは東日本大震災直後から歌津地区に入りボランティア活
今では住民の方々の自立を促す事にも力を注いでいるそうです。
ちょっとシャイな感じの・・・でも、
東京で全員揃った今回の仲間達は・・・ラーメン屋さん、
途中のサービスエリアで・・・パチリ!
終始こんな感じでしたね~。w
南三陸に到着!
紅葉がまだ綺麗でした。
歌津地区に入ると・・・折り鶴がお出迎え。
今年の8月に見にきた時より風雨にさらされ少々くたびれてきてい
夕方に仮設に到着し、自治会長さんと軽く翌日の打合せをして・・
ここは震災以降、
少し休んでから仮設の自治会長さんと共にみんなで近くのラーメン
ここ「凪」
ここのカレーは絶品でした!
お世辞じゃなく今まで食ったカレーの中で一番でした。
餃子もめちゃめちゃ美味しい!!
ラーメンもちょっと頂いたけど・・・旨い!!!
この焼きラーメンは・・・次に来た時、絶対食う!!!!ww
店のおかみさんも震災から今に至るまでの貴重な苦労話を色々お話
そして、この日は翌日に備えて早めに就寝。
夜中フッと目を覚まし外の空気を吸いに出ると・・・
翌日の日曜の朝は早めに起床。
先日の雨雲は去り、寒さは厳しいながらも・・・快晴!
でも・・・この後、
流石、嵐を呼ぶ男・・・ヤングさん!w
午前中から懇親会の準備が始まりました。
今回のメインは黒はんぺんで有名な静岡おでん!
そして、地元からは焼き鳥!
静岡から参加したラーメン屋のコック長を先頭に、
まぁ、ヤングさは火の番位しか役に立たなかったですけどね。w
でも・・・そこで漁師のけんさんと大将に出会えたんだもんね!
集会所にこれが貼ってあったのには・・・スゲー嬉しかった。
準備の途中、ちょっと抜け出して・・・
8月に来た時は、どうしても足が向かなかったけど・・・
前は浜辺だったろう土嚢の積まれた海岸線から覗く海を見つめ・・
今までどうしても撮ることが出来なかった被災地の写真・・・
頭の中のザワザワも無かったし・・・
そして・・・これが現在の歌津地区の風景です。
この風景をご覧になって、
あの日から一年八ヶ月強・・・
紛れもなくこれが今の歌津地区の現実です。
昼過ぎ仮設の集会所で懇親会はスタートしました。
みんなで静岡おでんを食べ焼き鳥を食べ・・・
ヤングさん、
その後、
最後にユル体操なる怪しげな体操w(すいません、
やっぱり笑顔が一番だね!
ヤングさんはちょこちょこ抜けて、
最高に旨かったさんまを写真に撮ろうと、
「俺じゃねぇ!俺じゃねぇ!」を二人で連呼・・・
今思うと、あれから急激に親しくなった気がします。
催しも終わり記念撮影をして、そのまま集会所で打ち上げ!
「俺ら火の番で聴けなかったから、一曲さ歌えや」と言われて・・
「初めて震災を意識して作った歌だから、
海の男達は目を閉じ腕を組んでじっと聴いてくれた・・・最後まで・・
歌い終わった俺は少しほっとした。
一緒に飲みながら大将がぽつんと・・・
「おめえの歌には"ここ"がある」
嬉しくて俺も・・・泣けた。
でも、最後に一言・・・
「心に染みる歌たけど・・・売れねぇな!」って・・・
大きなお世話じゃ!www
二次会は近くのラーメン屋へ。
喋り続ける大将は色々な話をしてくれた。
海の話や陸の話や・・・
「漁師だって船酔いするんだぞ!」「
俺はいつもの様に、敢えて震災の話はしなかった。
ただひとつだけ・・・
大将が目を赤くして拳で自分の胸を何度も何度も叩き・・・
「俺の"ここ"は絶対に折れねぇ!俺は震災にゃ絶対負けねぇ!」
その言葉が・・・俺を熱くした。
別れ際、大将とガキみたいにじゃれあいながら昔からの知り合いの様に「じゃ、
大将の目から涙か溢れた。
「また来いよ、また来いよ」って何度も言いながら・・・
屈強な海の男の涙に・・・俺はやられた。
それと同時に・・・あの震災で受けた深い深い悲しみと癒えぬ傷跡、
男泣きする大将とがっちり抱き合い「また来るな!
車の窓を開け、
昨夜と同じ満天の星が、俺の目の中でユラユラ揺れながら輝き続け
俺、南三陸にちょっと口の悪い漁師の友人ができたよ・・・なっ、
あっ、口の悪さじゃ俺も負けないけどね!w
君と笑いながら生きていこう
君と泣きながら生きていこう
共に分け合う喜びと
共に分け合う悲しみと
いつかきっと晴れるから
笑ってよ笑ってよ
見上げた夜空には満天の星が
あの日と変わらずに僕らを照らす
何も怨みはしない
誰も憎みはしない
壊れた心抱いて尚
優しく在りたい