【嘘はバレる】何のために勉強をするのか【教科書ガイド】 | エガオヲミセテよ@「弱者のための個別指導」寺子屋ふじかわ

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弱者のための個別指導:寺子屋ふじかわ&宮城仙台杜の都のプロ家庭教師☆藤川先生。
仙台市若林区河原町で「個別指導塾」を寺子屋をやっているプロ家庭教師の藤川が、日々の徒然を書くためのblog。
長町中、五橋中や台原中、みどり台中などから来ていただいています。

 

 

 

  どうしてそういう訳になった?

 

新課程になって、英語の教科書ガイドに書いてある訳がかなり意訳をするようになった。正直に言って、そこまで崩す必要ないんでないのというレベルで。

 

で、これが私は非常によろしくないと思う。

 

どうしてこういう訳になるのかをわからないまま、とりあえず教科書英文をこう訳すのだと「理解」する子が少なからずいるのである。

 

ただ、逆の効果もあって、

 

カンニングをするとすぐにわかる

 

という効果もある。

 

教科書ガイドの訳をそのまま写すと、

 

どうしてそう訳したの(邪)?

 

という質問に全く答えられないのである。

 

だって、普通に辞書引いて訳を作ったら、絶対そうは訳さないだろうという意訳の山なので。

 

 

  そりゃ雷が落ちるわけで

 

質問に対して全く答えられずに立ち往生する子に、そりゃ雷が落ちるわけですよ。

 

あくまで本質的な力をつけて入試で点が取れるようになるための訓練としてやっているのに、うちの授業を大過なくその場限りで乗り切れればいいなどという姿勢では成績が伸びるわけがない。

 

一つ一つの単語の意味を調べて、それを文法に則って理解をして日本語に訳していく。愚かな文科省が否定をする古式正しい英文解釈を私は求めるので、私の苛めに耐えた子は英語がきちんと読めるようになる。

 

この作業から逃げている限りは、一時何らかの理由で成績が上がったとしても、英語がきちんと読めるようにはならない。

 

少なくとも英文法をきちんと理解をしていないのに英語が読めている人間は、帰国子女かそのレベルで英語を理解している人間だけのはずである。

 

うちの生徒で文法がわかっていないのに「英語はわかる」と言った人間で、本当にわかっていたのは帰国子女の子だけである。

 

 

  できない自分を受け入れる

 

模試の偏差値に一喜一憂を今の時点でする必要は全くない。

 

偏差値なんて、所詮相対評価に過ぎない。

 

今重要なのはあくまで自分が勉強したことができているのか否かだけであり、他人との位置関係ではない。

 

そうやって自分と対峙できる人間だけが、成績を上げて地力をつけていけるのである。

 

そして自分と対峙するためには、できない自分を認めて受け入れられるようにならなければならない。

 

教科書ガイドでカンニングをする子は、できない自分を受け入れられていない子なのである。

 

わかっていないことがあれば、全部教えるのがうちのやり方である。わかっていないことを放置はしない。

 

わからないならわからないと素直に言って、そして教えてもらってわかるようになることが大切なのである。

 

これに懲りて、勉強への姿勢を改めてくれることを期待している。