【英語弱者は】受動態の前に五文型【文法あるのみ】 | エガオヲミセテよ@「弱者のための個別指導」寺子屋ふじかわ

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弱者のための個別指導:寺子屋ふじかわ&宮城仙台杜の都のプロ家庭教師☆藤川先生。
仙台市若林区河原町で「個別指導塾」を寺子屋をやっているプロ家庭教師の藤川が、日々の徒然を書くためのblog。
長町中、五橋中や台原中、みどり台中などから来ていただいています。

 

 

  受動態で何故躓くのか

 

昔は中3の始め、今は中2の終わりに入っている受動態。

 

ここで躓く子が続出するのだが、五文型を教えてしまえばシンプルに理解が出来る。

 

うちでは受動態に入る前に五文型を教えて、目的語を主語にして受動態を作るのだということを教える。

 

適当に意味だけ考えて作っていると、補語を主語にしていたり、あまつさえ前置詞の目的語を主語にして受動態を作る子もいる。

 

全てはどこが目的語なのかがわからないから適当に選んでいるのであって、五文型を教えれば全て問題は解決する。

 

文法を教えない弊害は、この先ますます可視化されるのではないかと思っている。

 

 

  中3コースは受動態から

 

中2コースから在籍していた子には最近は徹底的に復習をさせていて、新しく入ってきた子には五文型を叩き込んでから受動態を教え込んだところ。

 

今週で受動態を終えて、いよいよ現在完了に入る予定。

 

「もっと早く来れば良かった」と言ってもらえるだけで、うれしい限り。後はここからどれだけ成績を伸ばしていくかという話になる。

 

今年の中3コースのメンツは内申点が無い無い尽くしなので、とにかくどこまで当日点を取れるようになるのか。それ次第で志望校を考えていくしかない。

 

 

  英語強者の「正しさ」に惑わされない

 

うちに来る子達で英語が本当に出来たのは、後にも先にも帰国子女だった一人だけ。そういう子には、英語強者の「正しさ」があう。

 

しかしうちを必要とする生徒は、みんな英語弱者なのである。弱者が強者と同じ土俵で戦っても勝てるわけがない。

 

弱者が弱者なりに英語を理解して、兎にも角にもやっていけるようになるための手段が文法であり、文法に則って英文を理解して読んでいくことである。

 

問題なのは共通テストの英分量が多すぎて(それ以前に無味乾燥の英文を大量に読むのが苦痛)、これまでの弱者のペースで勉強していたのでは時間が足りなくなるということ。

 

その問題を解決するためには、高校2年生の終わりまでには英語を「完成」させておかなければならない。

 

高校3年生になってから押っ取り刀でやるのは、相当に厳しい現実と向き合うことになる。

 

中学生のうちに文型に従って英文を解釈する癖をつけておけば、高校に入ってからの英語学習においても戸惑うことはない(学校完無視というのが条件だが)。英語を英語で学ぶとかいう寝言には付き合っていられない。そういうことは英語強者だけがやればいいのである。

 

中3コースの英語は、あくまで弱者が這い上がっていく英語を叩き込む場なのである。