「うん、それは今は袋にしまっておいて、バトンに渡すのが良いと思うぞ」
と言ったところ、当然コリスは
「バトン先輩、お土産です」
とコリスが出したものを見て、露骨に顔が引きつるバトン。
そう、それは、たこパティエ。
以前、バトンがお土産で買ってきて、
「これはない」
と、本人が二度と口にしようとしなかったお菓子。
正直、私もなんでこういう組み合わせのものを作ったのだろうと悩む味。食べて食べれないことは無いけど、正直厳しいと思っていた。
ところが・・・・・・・・・・・
私とバトン以外は、「すごく美味しい~」と大絶賛。
あれ?私とバトンが少数派なのか。
こればっかりは好みの問題なので仕方が無いのだが、どうにも少数派の私とバトンはこの味を受け容れることは出来ないらしい。
たこ焼きのソース味と、パイの甘さをマリアージュさせようという発想が、私たち少数派にはどうしても理解が出来ない。
あなたの未来は、今、みえていますか?