文法問題を意味で考えるのは最終手段なわけで、極力意味を一切考えずに解かなくてはならない。
パニック起こさずにちょっと考えれば、ほとんど単語力がなくても解くことが出来るということを示してみよう。
お題は先日行われた高3進研マーク模試。
【9】 My mother has been in ( A ) of the Osaka branch but she's being ( B ) to the head office next month.
① A: case B: transferring ② A: case B: transferred
③ A: charge B: transferring ④ A: charge B: transferred
センターに新しく出てきたパターンの問題。完全解答なのでパニックを起こすところなのだが、冷静に考えれば、さっさと二択に絞り込めるとも考えられるのである。
で、ここはBから片付ける。
she's being ( B )
と与えられているのが
she is being ( B )
であるとさえ気がつけば、Bには現在分詞が入らないことに気がつく。進行形の受け身だと。
これで意味がわからなくても②か④のどちらか。
Aを決めるのに、in case of、「~の場合には、~にそなえて」はさすがに知っていないと決められない。そして、in case of では明らかに意味がおかしそうだということに気がつけば④が答えだとわかるのである。
せめて②か④の二択に絞り込めていれば、確率50%で当たるわけである。
知識がなければ解けないものが出来ないのは許してやるが、ルールで潰していけるものを間違うようでは困るわけである。
ついでにもう1問。
【5】 ( ) I known you were going to the concert last night, I would have gone too.
① Because ② Had ③ If ④ Were
これも瞬殺で二択には絞り込める。
( ) I known
とあるので、この時点で受け身か完了形しかない。
①とか③選んでいるようだと、「knownがなぜあるのか、わかるように説明してみろ」と私に苛められるわけである。
あとは後ろの方に I would have gone とあるので、仮定法過去完了だということさえわかれば②しか選べない。
意味も、なんでHadが前にあるのかも、この際一切考えなくても答えにはたどり着ける。
こういうところを落としているうちは、戦には勝てないわけである。
頭を使えば、今の知識量でももっと高騰点はとれるのに。
弱い子のための個別指導 寺子屋ふじかわ
寺子屋ふじかわは、未来を紡ぐ場所です。
あなたの未来は、今、みえていますか?