こと受験に関しては石橋を叩いて渡るのが信条。
甘い見通しや、希望的観測で生徒の人生を破滅に追いやるわけにはいかない(本人が努力しなかった時は、そりゃ知らんがね)。
多分大丈夫だろうとは思っていても、データが公表されていないところではあらゆる可能性を想定しておく。
入試の時にいろいろと突き詰めて考えさせられたり、必死にやらなければならない状況にまで追い込まれれば、この先必ずこの経験は生きてくる。
今回も面接対策ではずいぶんと苛めた。正直に言えば、ここまで絶対突っ込んでは来ないだろうとは思っていても、ここで考えさせておかなければ先々行き詰まることになると思っていたので、底意地悪くアラをつついた。
本人の中で自分が何故航空機の整備士を目指すのか。
それが明確になるにつれて、自分がこれからやらなければならないこともクリアーになっていった。
英語力がないことが致命傷なのは、本人も痛いほど自覚している。
TOEIC700台という、「連邦のモビルスーツは化け物か」レベルで出来る人間までが来るところへ行くのである。
甘い世界ではない。正直、大学へ進学した方が楽だったろう。入学後、たった一年で自分の人生が決まっていく世界に身を投じるのである。
そして今度は、誰も助けてはくれない。
高校入試の時もそうだった。
人の反対押しのけて、どうしても受験すると言い、そして合格を勝ち取った(勉強面では苦労したけど、充実した高校生活だったと思う)。
その強い意志があるからこそ、またもや厳しい環境に身を置くことになるけれども、きっとこの子は道を切り開いていくと思う。だからこそ、最後まで苛め抜いて送り出した。
本当に、うちの面接練習は底意地が悪いから。
でも、それに答えられるように自分と向き合っておけば、本番何を聞かれても大丈夫。
これで八木山を知る人間が、いよいよ宰相バトンだけになる。
現役序列第一位マルチプレーヤー。
日本航空専門学校(航空整備科)合格おめでとう
あなたの未来は、今、みえていますか?