何故模試を受けるのか | エガオヲミセテよ@「弱者のための個別指導」寺子屋ふじかわ

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弱者のための個別指導:寺子屋ふじかわ&宮城仙台杜の都のプロ家庭教師☆藤川先生。
仙台市若林区河原町で「個別指導塾」を寺子屋をやっているプロ家庭教師の藤川が、日々の徒然を書くためのblog。
長町中、五橋中や台原中、みどり台中などから来ていただいています。

今もやっているのかどうかは知らないが、某高校ではライバル校に負けないために、模試の前に「模試対策授業」という本末転倒甚だしいものをやっているという話を聞いたことがある。


こう言っちゃ何だが、所詮1・2年生の時の模試など文字通り「参考記録」に過ぎない。特に高校数学など、どうせ入試には出ないような問題のオンパレードである(あくまで、うちに来るレベルの生徒達にとって)。


大学入試における模試の価値は、定点観測にある。つまり、その時点で何がわかっていて、何がわかっていないのか。学んだことが理解できているのか否か。秋後半になるまでの偏差値など、正直あまり興味はない。むしろその出来の内容の方が、はるかに興味がある。


ところが木を見て森を見ない宮城県の高校はとにかく目先の数字に一喜一憂して、対策授業の効果が出て成績が上がると狂喜乱舞する。宮城県の高校は「短期記憶で受験が勝てる」と思っていると判断する以外、この指導方針を論理的に説明することは出来ない。



そりゃ、勝てるわけがない。

┐(-。ー;)┌ヤレヤレ



極端なことを言えば、マーク模試は最後のプレテスト三回で結果を出せればいいし、記述型は受験をする大学の出題傾向にあっている問題がきちんと解答できていればよい。うちに来る生徒達が受験する大学のレベルでは、それで十分である(東北大は、東北大型が出来ていれば余裕で合格できる)。


受験に勝ちたければ長期記憶を養わねばならず、それが結果にあらわれるまでは時間がかかる。その長い道のりを辛抱強く我慢して教えていく必要がある。入試当日に勝てればよいのであって、どんなに模試の成績が良くても本番で実力を発揮できないようでは意味がないのである。



同じことは、高校入試にも言える。


以前、「寺子屋で模試をやらないのか」と聞かれたことがあるが、答えは「やる気はありません」の一言に尽きる。


理由は簡単で、私が欲しいデータは入試当日に発揮できると推定される学力が反映されたデータであるからである。


寺子屋でリラックスした環境で本人が持つ能力を相当程度発揮したデータではなく、緊張状態の中で能力が十分に発揮できていない悪条件下でどの程度出来るか知りたいのである。


だからみや模試は、必ず会場で受けてこいと言う。


場合によっては、偏差値で10以上違うケースもある。高いデータを信じて受験させれば、まず間違いなく取りこぼす。


このことを説明してもご理解いただけないご家庭もある。それはそれで縁がないものと割り切ることに最近している。後で泣くのは子供であり、その子供を見て辛い思いをするのは親である。私はそうならないようにアドバイスをしているのに、目先の点数にしか興味がないのであれば仕方がない。


昨日みや模試の解説をしていて、「なぜこれを間違ったんだ???」と首をかしげている新入りの子がいた。そして、他の塾が自前で模試をやる中、私が「会場で受けてこい」と言った意味を深く納得していた。



模試は、良い点を取るためにやるのではない。


本番の結果を予測するためのデータを取るためにやるのであって、目先の数字よりもその中身にはるかに大きな意味があるのである。


私が高校入試の時の方が模試の結果の数字にこだわるのは、ただ単に高校入試の方が模試の結果が本番の結果に繋がりやすいという、ただそれだけの理由である。



つまりだなぁ、何が言いたいかと言えば、


今はいちいち点数に一喜一憂して落ち込むな!グー


必ず、最後は差し切らせてやるからグッド!










宮城仙台杜の都のプロ家庭教師 藤川先生


寺子屋ふじかわ

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