アルトサックスが、今日一日の動きを見ていて、
「何か厳しいことを言ったの?」
と尋ねてきた。
但し、この会話は既に日が回っているという事実がある。
アルトサックスが抱えている課題提出が明日の早朝投函。相変わらず、進路決定後も午前様。この先三年間、ますますもって「自分の部屋」になるらしい。古参のメンバーが諸手をあげて歓迎なのは言うまでもない。良くも悪くも、アルトサックスの寺子屋なのだ。
つまりアルトサックスには、覚悟があるのだ。
話を元に戻そう。
私が何故厳しく当たるか、わかる人間にはわかる。
勝てない戦ならば、無理は言わない。私は、どこぞの県の教職員のような精神論者や教条主義者ではない。
だが、勝てる戦を勝手にあきらめようとする軟弱者にかけてやる情けを、私は持ち合わせてはいない。
わざわざ勝てる戦を、墓穴を掘って背水の陣にまで自分を追い込んだのだ。
だったら気合いを入れて泣き言言わずにやるしかあるまい。
普通の受験産業ならば絶対に見捨てていて、リカバリー不可能なところから這い上がってきたのが隣にいるのに、一回失敗したぐらいであきらめるつもりか
悔しかったら、泣き言と言い訳をしないでやることやれ。
うちのルールは、結果を出したものが全てだ。但し、「結果」とは、あくまでそれぞれが持つポテンシャルに見合ったという意味で、「絶対値」ではない。
だからあと一月半は、泣き言も言い訳も許さない。
追記
これを見て震え上がらない中三がいるのならば、よほど自信があると期待している。
私は今のところ、受験組に「無理難題」を言った覚えはない。
あ、そこ、あえて突っ込みを入れないこと。
さて、仕事に戻ろう。