なんだかんだと姫様は上手く授業をこなしている。
私がどういう人間であるかを嫌という程よく知っているので、私の要求も瞬時に理解するし(「良きにはからへ」のさじ加減を心得ている)、私をコントロールするのも上手い
えぇえぇ、なすとソーメン買ってきましたよ。ただ、一体どれのこと なのやらさっぱりわからん。姫はきちんと、スー・シェフにどれをどう調理するのかを指示しておくこと。わたしゃ、言われた材料は買ってきたが後の責任はとても持てない。
仙台にいれば、間違いなく雇っている。私の胃に穴があく可能性は無視してでも(私と姫様の力関係を知っている人間は、百人が百人同意するはず)。
そうそう、普段は無敵のアルトサックスが、今晩のご飯ではちょうど姫と私の間に座る羽目になり、まるで大昔のように緊張してカチンコチンになっていた。やはり四姉妹長女と末妹という関係は大きいらしい。
出世頭が仙台にいれば、今すぐにでもやらせたい仕事も抱えている。おそらく相性も良いと思うので、最前線のことは出世頭に任せておいて、私はもっと大枠のことをした方が勝利への近道になる。それがわかっているのに、最前線のことも実際問題やらねばならないから、結果としていろいろなところで無理が出ている。
しかも仙台に帰ってこない決断をしたので、もはや永遠にアテには出来ない。
気心が知れた人間でやっていくのは楽だが、それでは物事は進まない。人材は育てなければならない。
クリスタルは非常に優秀ではあるのだが、まだ、うちがどれだけ「非常識」であるかをきちんと理解していない。はやくフリーザ様のレベルとは言わないから、姫様のように瞬時に物事を理解できるようになってもらいたいものである。うちは「常識」では物事が動かないのだということを。
寝る前にメールチェックをしてダラダラ書いていたけれども、脳味噌が働いていないので今日はもう寝る。
追記
スーザとタッチとトランペットの誰かは仙台に残っていて欲しい。アイドルがある意味で一番大切な時期に、ちょうど仕事が出来るようになるので。