まぁ、なんと言うか、一仕事終えたので、ちょいとシャンパンもどき(Green Point Brut Rose 2003)なんぞを飲んでいる。アテが、セブンイレブンの弁当と、マックスヴァリューの惣菜であることは考えない方向で。
正直、お伺いしたところ、想定していた親御さんと雲泥の差で狼狽した。実は一戦交えるのもやむ無し、と覚悟していた(生徒達からは、「殺さない程度に」、「手を出してはいけません」、「先生、夢を見るのは自由です」等と諫められていた)。
想定が違っていたとわかってからは、終始和やかなムード。
問題は、これから受験を迎える本人である。
今現在、私が受け持っている生徒さんたちは、私が鬼で恐ろしいことを理解している。そして、その上で最後のゴールに向かうべく、現在必死にやっている。まぁ、要求が過酷なことについては、各自耐性がついているので今さら気にしていないと思っている。
「勝つために、死ぬ気でやるかい?」
という問いに、今日会ったお子さんは答えられなかった。答えられなかった子も、久しぶりである。
私が受け持つわけではないから、正直に言えば私は別に良い。ただ、家庭教師をつければ、自分が必死にならなくても何とかなると思っているならば、やめた方がいい。なので、正直に言っておいた。
「私のスパルタに、ついては来れないと思いますよ。」
私のスパルタについてくるには、時間と覚悟が無さ過ぎる。イエスと言った子は、高校入試の英語が読めない状態から2ヵ月未満で大学に実力で受かって、今レギュラーまで後一歩の位置にいる(レギュラーになったら、連絡頂戴ね-プライバシー保護のため、リンクを貼るのをやめました)。
覚悟があるなら、私は負け戦でもつきあってあげる人間である。
楽して勝ちたいならば、親御さんに悪いから、自分で何とかした方がいいよ。
私は、できればこの子が自分の甘さを自覚して、紹介した先生の元で必死に戦って、奇跡を起こすことを祈っているのである。
追記
そこ、「先生、それぐらい俺にも優しく」という批判は一切聞かないので。半年前ならば、引き受けた上で、最低一回は屠殺モードに突入しておるわい。